【2025年】登山デビュー完全マニュアル!装備7つと準備の基本編!

登山
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ポレポレ

高校から登山をはじめ、8年間。
山&旅好きな彼女と、国内外へ。
2人で協力して、[山]と[旅]の情報発信中!

登山は、日常を離れ、自然の中で心身をリフレッシュできる素晴らしいアクティビティです。しかし、初めて挑戦する際には、適切な装備と十分な準備が不可欠です。本記事では、初心者の方が安全かつ快適に登山を楽しむために必要な装備と準備について、実体験を交えながら詳しく解説します。

必須装備一覧

1000m未満の低山に登り、「もっとしっかり登山したい」と感じた人が、最初にそろえるべき登山装備は、下記7つです。こだわればキリがないですが、最低限下記は必須です。

・登山靴
・バックパック
・レインウェア
・ヘッドランプ
・モバイルバッテリー
・行動食と水分
・医薬品

登山靴

選び方のポイント

    • 目的に合った丈の高さか: 主に「ローカット」「ミドルカット」「ハイカット」の3種類があり、行く山の種類やコース、荷物の重さなどを考慮して、適切なカットを選びましょう。

    • フィット感は十分か: 長時間の歩行でも足に負担がかからないよう、専門店(mont-bellや好日山荘がオススメ)で試し履きをして、自分の足に合ったものを選びましょう。

    • 機能は十分か: 防水性がありながらも、内部の蒸れを防ぐ通気性の良い素材かどうかを考えます。また、滑りやすい岩場やぬかるみでも安定した歩行ができるよう、グリップ力の高いソールを選びます。

実体験からのアドバイス: 一番重視するべきは丈の高さの選定です。個人的には最初の1足はミドルカットがオススメです。ローカットはソールが柔らかくスニーカー感覚で歩けますが、岩場での歩行が不安定で、ハイカットは宿泊を伴う登山以外ではオーバースペックになるためです。

オススメの商品: Asoloのミッドカット登山靴

オススメポイント

・ミドルカットで使いやすい
・柔らかく軽快なフィット感の履き心地
・ゴアテックスで雨天活用ができる
・デザインがカッコいい

関東近隣の低山から、夏の北ア、キナバルやキリマンジャロ登山にも使えます。1足目がボロボロになってしまったので2足目購入したぐらいオススメです。

バックパック(ザック)

容量の目安:

  • 日帰り登山: 20〜30リットル程度

  • 宿泊を伴う登山: 40リットル以上

選び方のポイント:

  • 体格に合ったサイズ: 背面長やショルダーハーネスが自分の体にフィットするものを選びましょう。

  • 機能性: ポケットの配置やレインカバーの有無など、使い勝手の良さも重要です。

実体験からのアドバイス:40L登山ザックが個人的に一番使いやすく重宝しています。日帰り登山のみなら30Lでも問題ありませんが、宿泊を伴う場合シュラフや調理器具でかさ張り容量不足です。50L~の場合、ショルダーベルトががっちりしてくるためザックのベースウェイトが重くなり背負っていて疲れます。

レインウェア

選び方のポイント:

  • 防水透湿性: 雨を防ぎつつ、内部の蒸れを逃がす素材が理想的です。

  • 上下セパレートタイプ: 動きやすさと着脱のしやすさから、上下が分かれたタイプを選びましょう。

実体験からのアドバイス: 山の天気は急変しやすく、突然の雨に見舞われた際、質の良いレインウェアがなかったために体が冷えてしまいました。防寒具としての役割も果たすため、必ず持参することをおすすめします。

ヘッドランプ

選び方のポイント:

  • 明るさ(ルーメン): 400ルーメン以上の明るさのものを選びましょう。

  • 防水性能・重量:IPX7以上、計量モデルがオススメです。​

  • コスパの良さ: 4000円~10000円のモデルを買った方が結果安く済みます​

実体験からのアドバイス: 下山が遅れ、日没後の山道を歩くことになった際、ヘッドランプがなかったため非常に危険な思いをしました。日帰りでも必ず携行することを強く推奨します。

ヘッドライトについては、こちらの記事で徹底解説しています!​

オススメの商品: Black Diamond スポット400-R

最大400ルーメンの明るさを持ち、USB充電対応で利便性が高いモデルです。防水性能はIPX8で、重量は約75gと軽量です。価格は約7,000円前後で、機能と価格のバランスが良好です。私も、夏の北ア縦走から、キリマンジャロ登山、沢登りまで3年間ずっと使っていますが、故障・不満0です。

 

モバイルバッテリー

選び方のポイント:

  • 複数回チャージできるか:山では充電できないため、チャージが1度きりでは不安。​

  • 重すぎないかどうか: ごっついと重いのでスマートなモデルがオススメ。​

実体験からのアドバイス:モバイルバッテリーめちゃくちゃ大事です。以前は、地図とコンパスを用いる登山者が多数でしたが、最近では登山アプリで済ませる登山者が多数です。スマホは地図であるとともに、緊急連絡先への重要な連絡手段でもあるため必ずモバイルバッテリーを持って行きましょう。

オススメの商品: AnkerのPowerCore  Slim 1000

オススメポイント

・2回以上のフル充電が可能
・スリムで軽量なデザイン

モバイルバッテリー3つ持っていますが、こちらが一番重宝しています。なお、2泊以上の長期泊ではモバイルバッテリーは2つ以上持って行くようにしています。登山口にたどり着くまでの移動時間で調べものをして、気づいたら登山開始時点で60%なんてことは、ざらにあるので気を付けましょう。

 

行動食と水分

選び方のポイント:

  • 高カロリーで軽量なもの: ナッツ、ドライフルーツ、エネルギーバーなどがおすすめです。

  • 水分: 最低でも1リットル以上を持参し、こまめに補給しましょう。

実体験からのアドバイス: 行動食を持参せずに登山した際、エネルギー切れでバテてしまいました。適切なタイミングでの栄養補給が、体力維持には不可欠です。高カロリーで軽量なものがオススメですが、自分が好きなお菓子の方が精神的にも元気になるので、元気が出る一品を選びましょう。ちなみに、私のイチオシは「技のこだわり」です。煎餅なので腹が膨れることに加え、2度付け醤油で失った塩分をしっかり補給できます。

 

救急セット

内容:

  • 絆創膏: 靴擦れや小さな切り傷の処置に使用します。

  • 消毒液: 傷口の消毒に必要です。

  • 包帯: 捻挫や出血時の応急処置に役立ちます。

  • 常備薬: 頭痛薬や胃腸薬など、個人の体調に合わせて用意しましょう。

実体験からのアドバイス: 特に絆創膏オススメです。靴擦れがでかかとの皮がむけると、痛みで歩行に支障をきたすため、必須です。大事な登山の時には、予防もかねてキズパワーパッドを張ってから登山していました(笑)

服装の基本:レイヤリング

登山時の服装は、天候や体温の変化に対応できるよう、レイヤリング(重ね着)が基本です。以下の3層を組み合わせて調整しましょう。

ベースレイヤー(肌着)

役割: 汗を素早く吸収・発散し、肌をドライに保つことで、汗冷えを防ぎます。

選び方のポイント:

  • 素材: 吸湿速乾性に優れた化学繊維やウール素材がおすすめです。

  • フィット感: 肌に密着しすぎず、適度なゆとりがあるものを選びましょう。

実体験からのアドバイス: 綿素材のTシャツを着用して登山した際、汗が乾かず体が冷えてしまいました。吸湿速乾性の高いベースレイヤーの重要性を痛感しました。

ミドルレイヤー(中間着)

役割: 保温性を提供し、体温を適切に維持します。

選び方のポイント:

  • 素材: フリースや軽量ダウンなど、保温性と通気性を兼ね備えたもの。

  • デザイン: ジッパー付きで温度調整がしやすいものがおすすめです。

実体験からのアドバイス: 山頂付近で急に冷え込んだ際、フリースジャケットを持参していたおかげで快適に過ごせました。

アウターレイヤー(外層)

役割: 風や雨から体を守り、内部の暖かさを保持します。

選び方のポイント:

  • 防水透湿性: 雨を防ぎつつ、内部の湿気を逃がす素材(例:ゴアテックス)を選びましょう。

  • フィット感: 動きやすさを確保するため、適度なゆとりがあるもの。

実体験からのアドバイス: 突然の雨に見舞われた際、防水性の低いジャケットでは全身が濡れてしまい、体温が急激に下がりました。高品質なレインウェアの重要性を実感しました。

パンツ

役割: 登山パンツは、風や雨から下半身を守り、内部の蒸れを適切に排出することで、快適な行動をサポートします。

選び方のポイント:

  • 防水透湿性: 外部からの雨を防ぎつつ、内部の湿気を外に逃がす素材を選ぶことが重要です。例えば、GORE-TEXなどの防水透湿素材を使用したパンツは、高い防水性と透湿性を兼ね備えています。

  • フィット感と動きやすさ: 膝の曲げ伸ばしがしやすいよう、ストレッチ性のある素材や立体裁断が施されたデザインを選ぶと良いでしょう。これにより、長時間の歩行でも快適さを維持できます。

  • 速乾性と通気性: 汗をかいた際に素早く乾く素材や、通気性の良いデザインを選ぶことで、内部の蒸れを軽減し、快適性を保ちます。

実体験からのアドバイス: 以前、通気性の低いパンツを着用して登山した際、内部が蒸れて不快感を覚えました。その経験から、速乾性と通気性に優れたパンツの重要性を実感しました。​​

その他の重要な装備

トレッキングポール

役割: 歩行時のバランスをサポートし、膝や足首への負担を軽減します。

選び方のポイント:

  • 長さ調整: 自分の身長や地形に合わせて長さを調整できるもの。

  • 収納性: 使わないときにコンパクトに収納できる折りたたみ式がおすすめです。

実体験からのアドバイス: 急な下り坂で膝に痛みを感じた際、トレッキングポールを使用することで負担が軽減され、安心して下山できました。

サングラスと帽子

役割: 紫外線や直射日光から目や頭部を保護し、熱中症や日焼けを防ぎます。

選び方のポイント:

  • サングラス: UVカット機能が高く、フィット感の良いもの。

  • 帽子: 通気性が良く、つばが広いものが日差しを効果的に遮ります。

実体験からのアドバイス: 夏の高山で帽子を忘れたため、強い日差しで体力を消耗し、軽い熱中症の症状が出ました。日差し対策の重要性を痛感しました。

グローブ

役割: 手を保護し、寒冷時の防寒や岩場での怪我防止に役立ちます。

選び方のポイント:

  • 季節に応じた素材: 夏は薄手で通気性の良いもの、冬は保温性の高いものを選びましょう。

  • フィット感: 指先の動きが妨げられないものが理想的です。

実体験からのアドバイス: 岩場を素手で登った際、小さな擦り傷が多数できてしまいました。グローブの重要性を再認識しました。

事前の準備と心構え

体力作り

重要性: 登山は全身の筋力と持久力を必要とします。日常的にウォーキングやジョギングを取り入れ、体力を向上させましょう。

実体験からのアドバイス: 重めの荷物を背負って、散歩する方法が一番オススメです。私の場合、学生時代最寄り駅まで歩いて20分だったので、参考書を必要以上に持ち運ぶことで肩腰を鍛えたといっても過言ではありません。​

登山計画の作成

登山計画の作成は、安全で楽しい登山を実現するために非常に重要です。以下に、登山計画を立てる際のステップとポイントをまとめます。​

登山コースの選定と情報収集

ルートの選択: 登山地図やガイドブックを参考に、目的の山の登山ルートを選びます。入山予定地、下山予定地、経由地を明確にし、コース上の水場や分岐点、危険箇所などを事前に確認します。やまはちの山ログ+1【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン – ヤマハック+1【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン – ヤマハック+1AlpenGroup+1

難易度の確認: 選択したルートの技術的難易度や必要な体力度を評価し、自身の経験や体力に見合ったコースかを検討します。ebichan-family-diary.com

行動計画の作成

コースタイムの算出: 地図や登山アプリを使用して、各区間の所要時間を確認し、全体の行動時間を算出します。休憩時間も考慮に入れ、無理のない計画を立てましょう。【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン – ヤマハックYAMAP / ヤマップ

出発・下山時刻の設定: 日の入り時刻や交通手段の最終便を考慮し、遅くとも午後3時までには下山を完了する計画を立てると安全です。

エスケープルートの確認

天候の急変や体調不良に備え、計画したルート以外の下山路(エスケープルート)を事前に調べておきます。これにより、緊急時の対応が容易になります。やまやま探検隊 – 山登りの楽しさを発見する冒険ブログ+4ebichan-family-diary.com+4AlpenGroup+4やまやま探検隊 – 山登りの楽しさを発見する冒険ブログ

装備と持ち物の準備

基本装備: 登山靴、バックパック、レインウェア、ヘッドランプ、地図、コンパスなど、基本的な装備を揃えます。

季節・天候に応じた装備: 季節や天候に応じて、防寒具やサングラス、日焼け止めなどを追加します。

非常用装備: ファーストエイドキット、非常食、予備のバッテリーなど、緊急時に備えた装備も忘れずに。

登山計画書の作成と提出

記載内容: 登山計画書には、以下の情報を記載します。YAMAP / ヤマップ+6やまやま探検隊 – 山登りの楽しさを発見する冒険ブログ+6【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン – ヤマハック+6

提出先: 作成した登山計画書は、以下の方法で提出します。

登山計画書の作成と提出は、万が一の際の迅速な救助活動に繋がります。自身の安全と家族の安心のためにも、必ず行いましょう。

まとめ

この記事では、初心者がまず準備すべき登山装備について徹底解説しました!