【2025年版】登山ザックブランド徹底比較|モンベル・グレゴリー・ミレーの選び方とおすすめモデル

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ポレポレ

高校から登山をはじめ、8年間。
山&旅好きな彼女と、国内外へ。
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登山初心者にとって「ザック選び」は最初の大きな悩みどころ。どのブランドを選べばいいか、容量はどれがいいか、どんなフィット感が正解か…。選択肢が多いからこそ迷ってしまいますよね。

この記事では、登山ザックの定番ブランドである「モンベル」「グレゴリー」「ミレー」の3つにフォーカスし、それぞれの特徴・使用感・価格帯・おすすめモデルまで徹底的に比較解説します。

あなたにぴったりのザック選びの参考になれば幸いです!


この記事でわかること

  • モンベル・グレゴリー・ミレーの違い(使い心地・特徴)
  • 初心者におすすめのザックモデル
  • 実際に使ってみた人の口コミと評価
  • 自分に合ったザックの選び方のポイント

モンベル(mont-bell)

特徴まとめ:

  • 日本ブランドならではの「体型にフィットする設計」
  • シンプルで実用的なデザインが中心
  • 軽量モデルが豊富で価格も抑えめ
  • 国内でのサポートが充実しているので初心者でも安心

おすすめモデル:

価格帯:

1.5万円〜2.5万円ほど。品質に対してコスパ◎。

向いている人:

  • 日本の山を中心に登る登山初心者
  • 軽さと価格を両立させたい人
  • 国内のアフターサービスを重視したい人

グレゴリー(Gregory)

続いては、背負い心地と安定感を重視したアメリカ発ブランドグレゴリーです。

特徴まとめ:

  • 背負った時の安定性・腰ベルトのホールド感は業界屈指
  • 背面の通気性やフィット感が非常に良く、長時間背負っても疲れにくい
  • デザイン性が高く、アウトドアファッションとしても人気

おすすめモデル:

価格帯:

2.5万円〜4万円前後。高価格帯だが、その価値あり。

向いている人:

  • テント泊や長時間の縦走登山を考えている人
  • 背中や腰への負担を最小限に抑えたい人
  • スタイリッシュなデザインも重視したい人

ミレー(MILLET)

最後は、アルプス生まれの本格派ザック。雪山・岩稜帯にも◎

特徴まとめ:

  • フランス・シャモニー生まれ。アルプス登山用に開発されているため、本格的な仕様
  • 細身の設計が多く、女性や小柄な登山者にもフィットしやすい
  • ハードな山行にも対応できる耐久性と安定性

おすすめモデル:

  • サースフェー40+5L:日本の山でも大人気の定番モデル。夏山縦走や冬の低山まで幅広く対応。

価格帯:

2万円〜3.5万円。性能に対しては納得の価格帯

向いている人:

  • 岩場・雪山・アルパインルートに挑戦したい人
  • スリムで軽快なザックが好みの人
  • 機能性と欧州ブランドの美学を求める人

ブランド比較早見表

モンベル・グレゴリー・ミレーの違いを表にまとめてみました。

ブランド 価格帯 背負い心地 デザイン性 日本人向け体型 初心者向け度
モンベル ◎(1.5〜2.5万円) ○(軽量・フィット) △(実用重視)
グレゴリー △(2.5万円〜) ◎(腰ベルト最強) ◎(スタイリッシュ)
ミレー ○(2〜3.5万円) ○(細身・安定) ◎(欧州デザイン) ○(女性向け◎)

ザック選びのチェックポイント

容量を決めよう

ザック選びで一番大事なことは、「容量の決定」です。ブランドや荷物へのアクセス方法、ポケットの有無は二の次になります。

用途 推奨容量
日帰り登山 20〜35L
小屋泊1泊 35〜45L
テント泊 50〜65L

日帰り登山(20〜35L)

天気の良い季節や整備された低山でのハイキングであれば、15〜20Lでも十分です。ただし、登山道が長めだったり標高差がある場合は、レインウェア・防寒着・非常食・水分などを含めて20〜25Lのザックが安心です。

ザックの外付けポケットやサブバッグをうまく使うとパッキングがラクに。

山小屋泊登山(35〜45L)

1泊以上の山行では、日帰り装備に加えて着替え、タオル、スリーピングシーツ、洗面道具、軽食や行動食の追加など、荷物が増えます。山小屋での寝具提供の有無によって変動はありますが、30〜40Lの中型ザックが快適に収まる容量です。

ザックの外付けポケットやサブバッグをうまく使うとパッキングがラクに。

テント泊登山(50L〜)

テント泊では、テント本体、寝袋、マット、クッカー、バーナー、食材、水など「自分で生活するための道具」が必要になります。1泊でも荷物はかなり多くなり、通常は50L以上の大型ザックを使用します。

複数泊や雪山の場合は60〜70Lクラスが目安になることも。

個人的オススメ容量

「最初の1つだけ買うなら、どの容量がいいですか?」
——こんな質問をよくいただきますが、おすすめしたいのはズバリ40L前後のザックです。

40Lクラスのザックは、日帰り登山から山小屋泊、場合によっては軽量装備でのテント泊にも対応できる万能サイズ。荷物が少ないときはコンプレッションでコンパクトに、荷物が多いときは外付けを活用して拡張も可能です。

「1つで済ませたい」「買い替えずに長く使いたい」そんな方にとって、40Lザックはまさに“登山のスタメン”となる存在です。

 

試着は絶対!

ザックを購入するとき、容量やデザインだけに注目しがちですが、実は「正しい背負い方」が何より重要です。

いくら高性能なザックでも、自分の体に合っていなかったり、フィッティングが甘いと、肩や腰への負担が大きくなり、長時間の登山では疲労の原因に。

だからこそおすすめしたいのが、登山専門店で店員さんに実際に背負い方をチェックしてもらうこと

登山ショップでは、次のようなアドバイスをもらえます:

・自分の背面長に合ったサイズ選び
・腰ベルトの正しい位置と締め方
・背負った時の荷重バランスの調整方法
・ショルダーベルト・チェストストラップの使い方

私も、登山ショップでアルバイトをしていた際に、多くのお客様にアドバイスをしていました。その際に、「腰で半分持つ」ことを初めて知ったというお客様が多かったのを覚えています。

その他チェックポイント

容量以外の観点としては下記があります。

  • 雨蓋付きか(収納性UP)
  • ポールホルダーの有無
  • 背面通気構造(夏向け)
  • 飲み物ホルダーの位置・大きさ

意外と見落としがちなのが“飲み物ホルダー(サイドポケット)”の仕様です。この部分が使いやすいかどうかは、登山中の快適さや安全性に大きく影響します。

登山中はこまめな水分補給が欠かせません。ところが…

・サイドポケットが小さくてペットボトルが入らない
・深すぎて片手で取り出しづらい
・ザックを下ろさないと水が取れない

こんな状態だと、つい水を飲むのが億劫になり、熱中症やパフォーマンス低下の原因にもなりかねません。


まとめ

モンベル・グレゴリー・ミレーの3ブランドはいずれも信頼と実績のあるメーカーです。とはいえ、ザックの選び方は「体格」「登山スタイル」「好み」によって異なります。

もし迷っているなら、必ず店舗で実際に背負ってみることをおすすめします。その時にフィットする感覚や、肩・腰にかかる負担の少なさが、最も重要な判断材料です。

納得のザックとともに、快適で安全な登山を楽しみましょう!

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