【登山初心者から中級者へ】失敗しないモバイルバッテリーの選び方&おすすめモデル1選

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ポレポレ

高校から登山をはじめ、8年間。
山&旅好きな彼女と、国内外へ。
2人で協力して、[山]と[旅]の情報発信中!

はじめに

迷ったらこれ!登山におすすめのモバイルバッテリーは
Anker PowerCore 10000」一択です

「何を選べばいいのかわからない…」
「容量とか軽さとか、結局どれがいいの?」

そんな悩みを解決するなら、「Anker PowerCore 10000で間違いありません。実際に登山で使って「これにしておいて良かった」と感じた理由を、失敗談も交えて紹介します。

この記事を読んでわかること
・登山用モバイルバッテリーの2つの選び方
・初めての宿泊・縦走に最適な1つ
・モバイルバッテリーに関する私の失敗談3選

登山用モバイルバッテリーのたった2つの選び方

そもそも、登山専用のモバイルバッテリーはありません。
一般なモバイルバッテリーの中から登山に使えるモデルを選択します。

選択する際の観点は、下記になります。(項目が多すぎる!)

  • 容量(mAh)
  • 重さ(g)
  • サイズ・形状
  • 防水・防塵性能(IP規格)
  • 耐衝撃・耐久性能
  • 出力性能(W・A・V)
  • 入力性能(充電速度・ポート規格)
  • ポート数・対応端子(USB-A / USB-C など)
  • パススルー充電対応可否
  • LEDライト機能有無
  • ブランド・信頼性
  • 価格・保証・サポート

 

迷ったら「容量」と「重量」だけでOK

選択肢が多いと、結局「自分には何が必要なのか」分からなくなってしまいますよね。
だからこそ、まず見るべきは「容量」と「重量」だけでOKです。

容量

だいたいスマホ1台3,500mAhあれば1回フル充電できます。

容量 こんな人におすすめ
5,000mAh 日帰り・ライト装備・最軽量を求める人
10,000mAh 1〜2泊テント泊・バランス重視の人
20,000mAh以上 長期縦走・複数台充電・安心重視の人

→はじめての縦走や宿泊登山の場合は、2回以上充電できる10,000mAhが無難です。

 

重量

5,000mAhあたり100g前後が登山用モバイルバッテリーとして軽量の目安です。

重量 こんな人におすすめ
150g以下 とにかく軽さ重視の人
150〜250g 軽さと容量のバランスを取りたい人
250g以上 重くても容量・安心感を優先したい人

→はじめての縦走や宿泊登山の場合は、2回以上充電できる10,000mAh=200g前後が無難です。

 


「ちょうどよかった」おすすめモデル1選

Anker PowerCore 10000【私の愛用品】

出典:amazon

結論、初めての縦走や宿泊登山には「Anker PowerCore 10000」が最適です。
あらゆる登山ブログ・登山youtubeで紹介されています。何より、私が所属していた山岳部ではだいたいみんなこれでした(笑)

  • 容量:10,000mAh
  • 重さ:約180g

私がテント泊・縦走・日帰りすべてで使ってきたバッテリーです。
スマホ2回分しっかり充電でき、重さも気にならない。
登山用バッテリーに迷っているなら、まずこれを選べば間違いありません。

 

モバイルバッテリーに関する私の失敗談

そもそも持って行かない

正直、登山を始めたばかりの頃は「モバイルバッテリーなんていらないでしょ」と思っていました。特に、何度も登ったことがある“よく知っている山域”ほど油断しがちです。

私の場合、神奈川県の塔ノ岳によく通っていて、「このくらいならスマホの充電なんて気にしなくて大丈夫」と軽く考えていました。

でも、あるとき少し背伸びして、神奈川県最高峰の蛭ヶ岳(標高1,673m)まで足を伸ばしたときのこと。

往復約20km、コースタイム約10時間というこれまでより長丁場の山行だったにも関わらず、
「まぁいつもの延長線上だし大丈夫でしょ」と、モバイルバッテリーを持たずに出発してしまったんです。

しかも、家を出るときにスマホをフル充電し忘れていたという二重のミス。

その結果、登山後半にはバッテリー残量が数%に…
日も暮れかけ、ライトもスマホも頼れない状況に冷や汗をかいた苦い経験があります。

今振り返ると、バッテリーだけでなく、そもそもの計画自体が甘かったと反省しています。

登山には必ずモバイルバッテリーを持って行く。

登山口までのバッテリー消費

「バッテリーが切れるのは山の中だけ」と思っていませんか?

実は、登山口に着く前からスマホのバッテリーはガンガン減っています。
私もよく、家を出るときは100%だったのに、登山開始時点で60%しか残っていないことがよくありました。

例えばこんな使い方、していませんか?
車で行く場合

  • カーナビ代わりにスマホをセット
  • 音楽やラジオをBluetoothで再生
  • 駐車場・天気・コンビニ・食事処を調べる

電車で行く場合

  • YouTubeやSNS、ゲームで暇つぶし
  • 乗り換え案内やバスの時刻表チェック
  • 山行計画や天気予報の最終確認

「山に着いたら充電開始」ではなく、家を出た瞬間から“バッテリー消耗戦”は始まっています。自分の場合、金曜夜19時頃に東京の自宅を出発し、長野まで3,4時間かけて登山口まで向かうことが多いのですが、カーナビ代わりのGooglemap×社内BGMのSpotifyでガンガンバッテリーを消費しています。(眠気覚ましの観点でも必ず音楽かけています)

登山口に着くまでの工程も踏まえて充電を考える。

ごっついモバイルバッテリーを持って行く

登山にモバイルバッテリーが必要なのは分かった。でも、選び方がいまいちピンとこず・・・

とりあえず“登山用っぽい”ものを買おう!とAmazonで「登山 モバイルバッテリー 防塵性能」と検索し、見た目ゴツくて丈夫そうな“いかにも登山用”を購入。(平均の2,3倍重いモデル)

いざ山に持っていったら…

  • 重すぎて正直いらなかった…
  • 1回しか使わないのに大げさすぎた…
  • 値段も高いし、無駄だったかも…

と後悔しました。

軽量性も踏まえてモバイルバッテリーを選ぶ

 

まとめ

初めての縦走や宿泊登山にオススメなモバイルバッテリーは、

  • 10,000mAhあるか
  • 200g前後で収まるか

のたった2つだけです。(シンプル!)

上記に一番合致するのが、「Anker PowerCore 10000」です。