はじめに
こんにちは、ぽれとりです。
登山歴10年、これまで高校・大学・社会人と山に関わり続け、国内外でさまざまな山行を経験してきました。
装備はこだわるほうですが、特にこだわっているのはヘッドライトです。
この記事では、私が愛用する「ブラックダイヤモンド」の「SPOTシリーズ」について魅力をもれなく紹介します。
【この記事で分かること】
- なぜBDのスポットシリーズを5年以上使っているのか
- BDのスポットシリーズを実際に使った感想
- BDのスポットシリーズがおすすめな登山者
私自身、最も好きな登山装備はヘッドライトで、いつもかなり調べてから購入しています。
特に、ブラックダイヤモンドのSpotシリーズは5年以上ずっと愛用しています。
例えば、
- 夏の北アルプス1週間縦走
- 屋久島での1週間の沢登り
- キリマンジャロ登山
- ニュージーランドトレッキング
すべて、ブラックダイヤモンドのSpotシリーズとともに乗り越えてきました。
9割の登山者にとって、Spot 400は「完成形」
はじめに結論です、「Spot 400」は、ほとんどの登山者にとって、コスパ良く必要な機能をすべて満たしてくれる、究極のヘッドライトだと考えています。(5年以上使っている愛着もありますが(笑))
「Spot 400」は、ヘッドライトブランドの王道ブラックダイヤモンドが誇る、ザ・定番ヘッドライトです。
- UL特化でもない
- ハイエンド特化でもない
- デザイン特化でもない
その代わりに、
- 明るさ:400ルーメン
- 重量:77.5g
- 防水:IPX8
- 機能:PowerTap搭載
このすべてが極めて高いレベルでバランスしている。
私はこれを「登山用ヘッドライトの黄金比」だと思っています。
金額は約8,500とやや張るのですが、安物買いの銭失いをするよりはいきなり、「Spot 400」を買ってしまうのがおすすめです。
ヘッドライトに投資するべきと考えるのは、「登山の楽しみがぐっと広がるから」です。
登山にハマればハマるほど、より高い山頂・遠くの山頂に行きたくなるものです。
当然、行動時間が増え、場合によっては朝2時ぐらいから登り始めることもあります。
その際に、一番大事なことは「暗闇でも先が見えるかどうか」で、ヘッドライトの優劣がすべてです。
私がSpotシリーズを5年以上使い続けている理由
私はこれまで、
- 夏の北アルプス1週間縦走
- 屋久島での沢登り
- キリマンジャロ登山
- ニュージーランドでの長期トレッキング
これらすべてをSpotシリーズと一緒に歩いてきました。
途中で他モデルに浮気したこともありますが、結局戻ってきます。
理由はシンプルです。
「山で困ったことが一度もない」から。
派手な感動はない
でも、裏切られたこともない
登山道具として、これ以上の評価はありません。
Spot 400の基本スペック
まずは事実ベースで整理します。
Spot 400 基本スペック
- 明るさ:400ルーメン
- 重量:77.5g(電池込み)
- 防水性能:IPX8(完全防水)
- 電源:Dual-Fuel(乾電池 or 専用充電池)
- 機能:PowerTap搭載、赤色LEDあり
このスペックの高さは、普通ではありません。
例えば、ペツルのライバル機種の場合、明るさや重量は申し分がないのですが防水性能が一段下がるIPX4であるケースが多く、大雨の備えや沢の増水時の渡渉には心元なしです。
また、GENTOSのライバル機種の場合、産業用メーカーならではの堅牢性は申し分ないのですが、重量が100g越えとややかさばります。
そのため、ヘッドライトを選ぶ際に重要となる各性能が黄金比で保たれている「Spot400」が私のイチオシヘッドライトです。
400ルーメンという十二分な明るさ
登山で必要なのは200ルーメンという記事もありますが、私は最低300ルーメン・理想的には400ルーメンあると良いと考えています。
以前、丹沢のバリエーション登山時に道迷いをした経験から、「整備された夜道」ではなく、「遭難時の荒れた登山道」で適切な判断ができるかどうかがヘッドライトを選ぶうえで、必要な観点だと理解し、私の場合は最低300ルーメンです。
400ルーメンあれば、緊急時にも安心で、
- 足元が夜道でも自然に見える
- 荒れた登山道の凹凸が把握できる
が可能です。
77.5gという適切な重量
ヘッドライトは、重さが首にダイレクトに効く装備です。
100gを超えると、
- 歩行時の揺れ
- 首の疲労
- 長時間使用時のストレス
これが確実に出ます。
Spot 400は77.5g。
軽すぎて不安になることもなく、
重さを意識することもない。
この「存在感のなさ」は、登山装備として最高の褒め言葉です。
IPX8という“完全防水”の安心感
Spot 400の防水性能はIPX8。
これは「水深1.1mに30分沈めても動作する」レベルです。
正直、登山でここまで必要か?と思われがちですが、
実際はこうです。
- 豪雨の縦走
- 沢登り
- ザック内での結露
- 雪解け水
- テント内の湿気
ヘッドライトは想像以上に濡れます。
私は沢登りをしていたこともあり、
防水性能でブラックダイヤモンドを選び続けています。
「雨でも使える」ではなく、「濡れる前提で使える」安心感。
これは精神的コストを大きく下げてくれます。
Dual-Fuelがもたらす“山での自由度”
Spot 400が他と決定的に違うのが、Dual-Fuel。
- 普段:乾電池
- 必要なら:専用充電池(後付け)
この柔軟性が、とにかく強い。
充電式オンリーだと、
- 充電忘れ=詰み
- 冬山での低温問題
乾電池オンリーだと、
- コスト
- ゴミ
- 管理の面倒さ
Spot 400はその両方の弱点を消しています。
私は「切れたら即交換」派なので、通常モデルを選んでいますが、
選択肢があること自体が強いと考えています。
独自のPowerTap機能
PowerTapは、
本体側面をタップするだけで最大光量に切り替わる機能。
これ、使う前は
「そんなの要る?」と思います。
でも一度使うと戻れません。
- ルート確認
- 道標チェック
- ガレ場
- 不意の物音
一瞬だけ最大光量が欲しい場面は、山で必ず訪れます。
そのたびにボタン操作を考えなくていい。
この「思考不要」が、夜の山では本当に大きいです。
Spot 400が向いている人・向いていない人
Spot 400は、ほぼすべての登山者にとって最適なヘッドライトだと考えていますが、あえて向いている人・向いていない人を整理すると下記です。
SPOT400が向いている人5選
下記いずれかに当てはまったら、SPOT400おすすめです。
① 登山歴・ジャンルを問わず「失敗したくない人」
Spot 400は、明るさ(400lm)・軽さ(77.5g)・防水(IPX8)・操作性(PowerTap)の総合点が高い。初めての1本にも、買い替えにも「無難」ではなく最適解。
② 日帰り〜小屋泊・テント泊まで幅広く使いたい人
UL特化でも、悪天候特化でもない分、
日帰り/縦走/海外トレッキングまで一本で対応。
「山行ごとにライトを変えたくない」人はお勧め。
③ 雨・霧・沢・海外など“濡れる前提”で行動する人
IPX8は実用上の安心感が段違い。
豪雨・結露・水没リスクでも光が消えないのは大きな価値。
④ 乾電池も充電池も“選べる自由”が欲しい人
Dual-Fuel対応で、充電忘れに備えたい人
冬山や長期縦走で即交換したい人
⑤ 夜間の操作を“考えたくない人”
PowerTapで一瞬最大光量。
暗闇・疲労・寒さの中でも思考コストが低い。
SPOT400が向いてない人
逆に下記に当てはまる人は、SPOT400以外がおすすめかもしれません。
① 操作は「オン/オフだけ」でいい超シンプル派
多機能ゆえ、最初はボタン操作に慣れが必要。
説明書を読みたくない人には不向き。
→このタイプは間違えなく、ペツルのライバル機種「ティカ」がおすすめです。
② 充電専用を最優先する人
Rシリーズ(充電専用)を使い、電池交換をしたくない人は、Spot 400-Rの方が合います。
③ トレラン・レース用途で軽さ最優先の人
77.5gは軽量だが、30〜40g級を求めるならラン向けモデルがおすすめです。
トレイルランニング界のトップ選手たちがこぞって愛用している、マイルストーンのヘッドライトが良さそうです。
④ 雪山・長時間ナイトハイク特化の人
RGBや電池4本の持続力が欲しければ、
同じブラックダイヤモンドのStormシリーズがおすすめです。
まとめ
Spot 400は、語れる派手さはありません。
でも、
- 裏切らない
- 壊れない
- 考えさせない
- どこでも使える
登山者の生活道具として、完成しています。
もしあなたが、
- ヘッドライト選びで失敗したくない
- 長く使える1本が欲しい
- 山で余計な不安を増やしたくない
そう思っているなら、
Spot 400を選んで後悔する可能性は、限りなく低いです。
私はこれからも、
とりあえずザックに入れるヘッドライトは
Spot 400です。

