キリマンジャロにも!シートゥサミットのEVAC DRY BAGを使ってみた

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ポレポレ

高校から登山をはじめ、8年間。
山&旅好きな彼女と、国内外へ。
2人で協力して、[山]と[旅]の情報発信中!

はじめに

登山で大切なことの1つにパッキングがあります。できるだけコンパクトにしたい日帰り登山はもちろんのこと、縦走の長期泊でも如何に荷物を減らすかは皆さん頭を悩ませていると思います。

登山のパッキングについて以下の悩みを持つ方は多いと思います。

  • 貴重品を雨に濡らしたくない・・
  • シュラフを何に入れれば良いか分からない・・
  • 荷物が多くてザックに入りきらない・・
  • ザックの中でどこに何があるのか分からない・・
  • 急な雨天に備えて、ザックの内側からも防水したい・・
  • ビニール袋ではなく丈夫なスタッフバックが欲しい・・

実はこの悩み、「シートゥサミットのEVAC DRY BAG」がすべて解決します。スタッフバック使う必要ないと自分も最初は半信半疑でしたが、今では高尾山からキリマンジャロまで必ず持っていく登山の相棒になっています。

この記事を読むことで下記の内容が分かるようになります。

  • シートゥサミットのEVAC DRY BAGの活用法
  • 登山で圧縮防水スタッフバックが必要な理由
  • 私の、EVAC DRY BAG体験談
  • 用途別にオススメな大きさ

※記事の中でAmazonへの商品リンクを活用しています。

シートゥサミットのEVAC DRY BAG

シートサミットとは?

シートゥサミット(Sea to Summit)とは、1990年創設のオーストリアのアウトドアブランドです。スリーピングバッグ、スリーピングマット、ドライバッグ、キャンプカトラリーが主な強みで、社名の通り「海から山頂まで」使える使い勝手の良い商品を提供しています。

EVAC DRY BAGとは?

EVAC DRY BAGとは、シートゥサミットの製品で、耐久性と防水性を兼ね備えた軽量なドライバッグの一種です。この製品の大きな特長は、防水性能を維持しながらも通気性がある素材を使用しているという点にあります。

  • 荷物を一か所にまとめて、探しやすくする
  • 雨から貴重品の破損を守り、シュラフの快適さを保つ
  • 中身の空気を抜き、パッキングしやすくする

登山者にとっては、地味に嬉しいことづくめのスタッフバックになります。

 

EVAC DRY BAGのメリット

パッキングのスペース確保

最大のメリットはパッキングのスペース確保ができる点にあると感じます。衣類やシュラフをEVAC DRY BAGに入れた後、圧縮し空気を抜くことで一時的にへこませることができます。へこんでいる状態でパッキングすることで、他の装備を入れるスペースができ、同じザックの容量でもより多くの装備が入ります。

具体的には、13LのEVAC DRY BAGにシュラフやダウンを入れて圧縮することで、一時的に2.7Lのスペースをザック内に生みだせます。

例えば、下記のような装備をパッキングする余裕が生まれます。

▼衣類の場合
・薄手のTシャツ 1〜2枚
・軽量なインナーシャツとパンツのセット
・小型のダウンジャケットやフリース
・登山用靴下 2〜3足
▼小物の場合
・アウトドアのタオル
・グローブやニット帽
・モバイルバッテリーやケーブル
▼食料や調理器具の場合
・フリーズドライ食品2~3食分
・小型のクッカーセット
・軽量なカトラリー(スプーンフォーク)

長期泊になればなるほど、ザック内のスペース管理が大切なので、たかが2.7L、されど2.7Lスペースが生まれるのは大きいです。

下記の動画も分かりやすいです。

 

装備の防水

2つ目のメリットは装備の防水をできる点にあります。EVAC DRY BAGには高い防水性・透湿性があるため、基本的に濡れることはありません。

登山歴が長くなると誰しもが一度は経験するであろう下記の防水のトラブルを回避することができます。

  • 財布の中のお札がびしょぬれになる
  • シュラフが浸水し、夜凍えながら眠る
  • ダウンがしめって、不快なまま着る
  • 着替えが浸水し、下山後着るものがない

 

EVAC DRY BAGの使い方

使い方は下記の5ステップになります。

  1. 装備を中に入れる
  2. ロールトップクロージャ―を巻き込む
  3. 上から圧縮し、底から空気を出す
  4. 上記を繰り返す
  5. 最後にバックル止めをする

ロールトップクロージャーをしっかり巻き込むことがポイントで、巻き込みが弱い場合、隙間から濡れてしてしまいます。実際に、私の場合、欲張ってパンパンに中身を入れていて巻き込むスペースが残っておらず、シュラフの端っこが濡れていた経験があります。

 

EVAC DRY BAGの大きさ別用途

EVAC DRY BAGには下記6つの大きさがあります。

  • 3リットル=21.3x17x13.3cm
  • 5リットル=32×16.8x14cm
  • 8リットル=39×19.9×16.5cm
  • 13リットル=45.9x22x20cm
  • 20リットル=47.8×27.1×23.4cm
  • 35リットル=55.6×31.5×28.8cm

自分が使ったことのあり使用イメージを持っている「3L・8L・13L・35L」についておすすめの用途を紹介できればと思います。

 

3Lの場合

貴重品の整理と防水が一番の用途となります。自分の場合は、下記を3Lにいれていました。

  • スマホ
  • 財布
  • モバイルバッテリー
  • 自動車の鍵

登山の貴重品を一括管理できるのは使い勝手がよく、コンビニやお風呂に行くときも、3Lのスタッフバックだけ持っていけばよいためストレスフリーでした。

ただ、3Lの場合圧縮機能が無くても十分なので、同じくシートゥサミットのウルトラシルドライバックでも十分だともいます(防水性能は下がりますが、その分軽量です)

 

8L・13Lの場合

8L13Lの場合下記のいずれかで使用するパターンが多かったです。

①シュラフ+睡眠グッズ
シュラフやシュラフカバー、歯ブラシや歯磨き粉などといったテント内で使うものをまとめて入れる方法です。使用シーンが同じものをまとめることができるためテント内で圧倒的に楽ができます。シュラフの袋をメーカーの付属品使っている場合は、即変更レベルでオススメです。

②防寒具or着替え
防寒具や着替えなどの容量が大きくなりがちな衣類をまとめて入れる方法です。特に、ダウンなど製品特性上かさ張りやすいものについては13LのEVAC DRY BAGに入れることでスペースの確保につながります。

 

35Lの場合

35Lの大きさがある場合は、ザックの全体防水をすることができます。日帰りや1泊2日程度の登山であれば35Lザックがあれば十分ですが、35LのEVAC DRY BAGがあることで、ザックの内側から防水できるようになります。(つまり、ザックカバーが必要なくなります)

ザックカバーがあっても、強風時に雨を避けることができず荷物を濡らしてしまう経験はだれしもあるのではないでしょうか。そのような悩みを根本解決してしまうため、内側からの防水おすすめです。

 

まとめ

この記事では、シートゥサミットのEVAC DRY BAGについて徹底解説しました。

  • 貴重品の管理&防水目的➝3L
  • シュラフやダウンの圧縮&防水目的➝13L
  • ザック内側からの完全防水目的➝35L

がオススメです!