【6年後に消滅?】キリマンジャロの氷河についてまとめてみた

キリマンジャロ
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ポレポレ

はじめまして、ポレポレです。
当ブログでは、海外登山・日本の名峰について徹底解説します!

▶私の登山遍歴
・高校・大学は山岳部
・某登山ショップのバイト経験
・100名山は50座程度
・2023年キリマンジャロ登頂
・2024年キナバル登頂

多くの個人ブログの情報に助けられ、これまで登山を楽しんできました。このブログがきっかけで登山を始めたり、登頂確率が高まれば幸せです!

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はじめに

アフリカには3か所しか氷河がありません。

  • ウガンダのルウェンゾリ山
  • ケニアのケニア山
  • タンザニアのキリマンジャロ山

です。

このうち最大の氷河がキリマンジャロにある「フルトヴェングラー氷河」です。キリマンジャロの最高地点にある氷河で、1912年に頂上から滑降した世界的スキーヤーのワルター・フルトヴェングラーにちなんで名づけられたらしいです。

私が、キリマンジャロに登頂したときの話です。ちょうど朝5時半の日の出の時に、頂上付近にいました。

ほんのりとピンクがかったオレンジ色の空と、ラピスラズリの氷河のコントラストがあまりに美しく、しばらく呼吸をするのを忘れていました。

今回は、キリマンジャロ登山の最大の魅力である「氷河」があとたった「6年」でなくなるかもしれないということについて解説します。

 

キリマンジャロの氷河はあとたった6年

キリマンジャロの氷河が消滅する予測は、下記の2つが有力です。

  • 2030年に消滅する
  • 2060年に消滅する

どちらの予測が有力かはまだ決着がついていませんが、キリマンジャロの氷河がなくなるのは遠い未来の話ではないようです。

地球温暖化が理由です。

 

氷河消滅は加速している・・

キリマンジャロの氷河消滅は近年加速しています。

米国科学アカデミーの研究

米国科学アカデミーの研究によると、キリマンジャロ登山の消滅スピードは、

  • 1912年~53年:約1%
  • 1989年~2007年:約2.5%

このように氷河消滅が加速しています。

 

NASAの研究

NASAの研究によると、キリマンジャロ山頂の氷の量は1912年から2011年で85%減少しています。

この研究結果は10年以上の前のものであるため、すでに90%以上減少しているのではないでしょうか。

 

キリマンジャロの氷河は融解?昇華?

キリマンジャロの氷河は融解しているよりも、昇華して、蒸発をすることで蒸気になる場合が多いそうです。

蒸気になることで、雲になり、別の場所に運ばれます。そして、再び凍って雪や氷になることはなくキリマンジャロの氷河は消滅しています。

 

だから何なのか?

キリマンジャロの氷河は地球温暖化により、不可逆的な形で消滅しています。そして、消滅スピードは近年ペースアップしています。

多くの研究結果が上記の結論を出しており、どう解釈すれば良いでしょうか?

  • 氷河保全の活動を理解する
  • 2030年までに登る

氷河保全の活動理解

まずできるのは、氷河保全のための活動理解です。

具体的にはキリマンジャロでのアイスクライミングを行わないことや、現地ガイドの指示に従いキャンプを避けることです。

 

2030年までに登る

氷河のないキリマンジャロは魅力半減とまでは言いませんが、キリマンジャロ登山のオアシスである山頂の氷河はできれば経験してもらいたいです。

2030年に消滅することを考えれば、あとたった「6年」です。

キリマンジャロ登山は、準備3か月、費用50万円、期間1週間でできます。その労力に見合う感動はありますし、そのために必要な情報はすべてこのブログで発信しています。