はじめに
「リコンファームって本当に必要なんでしょうか?」
海外旅行や海外トレッキングの準備をしていると、たまに目にする「リコンファーム」という言葉。日本の航空会社ではほとんど聞かないので、初めて遭遇すると戸惑います。
僕も2024年にエチオピア航空でイスタンブール経由のフライトを予約したとき、夜行バスの中でリコンファームの存在を知り、慌ててEメールで対応しました。
この記事では、そもそもリコンファームとは何かから、2026年5月時点で必要とされている航空会社、自分のケースで必要かどうかを判定する方法、そしてエチオピア航空でEメールでリコンファームをした実際の手順までを整理してまとめます。
リコンファームとは何か
リコンファーム(reconfirm)とは、航空券の予約を出発の72時間前までに航空会社に再確認することを指します。
予約自体は済んでいるのに、なぜ再確認が必要なのか。背景にあるのはオーバーブッキングです。航空会社は座席を埋めるために、定員より多めに予約を受けることがあります。実際の搭乗者数を確定させるために、「この人は本当に乗るのか?」を事前に確認する仕組みが、リコンファームです。
リコンファームを忘れると、ノーショー(無断不搭乗)扱いになって予約が自動キャンセルされる場合があります。座席はキャンセル待ちの人に回されてしまい、空港に着いたら自分の席がない、ということも起こり得ます。
ただ、現在は日本の航空会社(JAL、ANA)を含むほとんどの会社で、リコンファームは不要になりました。残っているのは、一部の中東・アフリカ・アジア系の航空会社のみです。
第2章:自分にリコンファームは必要か?
リコンファームの要否は、3つのステップで判定できます。
ステップ1:利用する航空会社が「必要な航空会社」に含まれているか
2026年5月時点で、リコンファームが必要とされている航空会社は次の通りです。複数の旅行会社(JTB、エアトリ、ena、HIS)の情報を突き合わせて整理しました。
「無条件で必要」とされているのが、
エジプト航空(MS)
MIATモンゴル航空(OM)
カタール航空(QR )
南アフリカ航空(SA)
の4社 です。
「現地連絡先を伝えていなければ必要」とされているのが、
エバー航空(BR)
チャイナエアライン(CI)
エチオピア航空(ET)
ガルーダインドネシア航空(GA)
厦門航空(MF)
パキスタン航空(PK)
ニューギニア航空(PX)
の7社 です。
なお、上記以外の航空会社でも、急なスケジュール変更がある場合に備えて、念のため確認することは推奨されています。
ステップ2:免除条件に該当しないか
必要な航空会社を利用する場合でも、次のいずれかに該当すればリコンファームが不要、あるいは免除になることがあります。
1つ目は、現地連絡先(滞在先ホテルなど)を予約時に登録している場合。これは「条件付きグループ」の航空会社で適用されます。
2つ目は、入国から出国までが72時間以内の場合。短期滞在ならリコンファームが不要となる航空会社が多いです。
3つ目は、日本発の路線の場合。日本発便はリコンファーム不要としている航空会社もあります。
僕の場合は、エチオピア航空でイスタンブールに5日間滞在する旅程で、現地連絡先も登録していなかったため、リコンファームが必要なケースでした。
ステップ3:それでも不安なら、航空会社に直接確認する
公式情報は航空会社のFAQページに載っています。「会社名 + reconfirm」で英語検索するのが最も確実です。
日本語の情報は古い場合があるので、最新情報は公式英語ページで確認するのが安全です。
リコンファームの3つの方法
リコンファームは、次の3つの方法で行えます。
方法1:空港・営業所のカウンターで直接
現地到着後、空港内の航空会社カウンターや市内営業所に出向いて手続きする方法です。航空券(eチケット)を見せて「Reconfirm, please」と伝えれば対応してもらえます。
メリットは、対面でやり取りできるので確実なこと。デメリットは、営業所まで出向く時間が必要なことと、営業時間内に行く必要があること。旅慣れた人は、到着時に空港のカウンターでまとめて済ませることが多いです。
方法2:電話
現地または日本の航空会社オフィスに電話する方法です。英語での会話が必要ですが、所要時間は数分です。
会話の流れは、まず「Reconfirm, please」と伝え、名前、フライト番号、日付、出発地を伝えるだけ。航空会社によっては、滞在先の連絡先を聞かれることもあります。
メリットは、その場で完結すること。デメリットは、電話代がかかることと、英語に不安がある場合のハードル。
方法3:Eメール
航空会社の問い合わせフォームやサポートメールで連絡する方法です。
メリットは、自分のペースで文面を作れることと、時差や営業時間を気にしなくていいこと。記録が残るのも安心材料です。デメリットは、返信まで時間がかかること。僕の場合はエチオピア航空から7時間後に返信が来ました。
3つの方法のうち、どれが使えるかは航空会社によります。エチオピア航空の場合は3つすべてが使えましたが、Eメールに対応していない航空会社もあるので、事前確認が必要です。
エチオピア航空でEメールでリコンファームをしてみた
ここでは、2024年3月にエチオピア航空でリコンファームをした経験をもとに、超具体的にリコンファームのやり方を解説します。なお、ここで紹介するのはEメールでのやり方です。
前提
・エチオピア航空で2月26日の5時にイスタンブール入国
・エチオピア航空で3月5日の7時半にイスタンブール出国予定
・リコンファームは、3月1日の23時にEメールで実施(出国の80時間前)
① エチオピア航空のQ&Aのページへ
「
ethiopian airlines Frequently Asked Questions 」のページにいき、reconfirmの該当箇所を見つける。
② Eメールで連絡を取るを選択
「
contacting us via email 」に貼られているURLに遷移する。
「Support and Feedback」のページになるが、これでOK
③ Before your Flightを選択
次に、Before your Flightを選択します。
④ 必要事項の記入&送信
次に必要事項を記入します。
具体的には、
・title
・First name
・Last name
・Email
・City
・Country
・Topic Category
・Feedback/Compliment
の8項目を記入すればOKです。
Topic Categoryはよくわからなかったので、下の方にある「Reservation and Ticketing」選択しました。
Feedback/Complimentに、reconfirmしたい旨を書きました。
Reconfirm, please
My name is ○○ ○○ ,and my ticket number is △△△
flight ○○
date ○○
name ○○ ○○
departure Istanbul Airport
flight ○○
date ○○
name ○○ ○○
departure Bole International Airport
Kind regards,
あとは送信すればOKです。
⑤ リコンファームの確認メール受信
エチオピア航空からは、翌日の朝5時ごろ(送信してから7時間後)に確認メールとチケットの詳細が送られてきました。
Dear Esteemed Customer,
Thank you for contacting Ethiopian!
Kindly be advised that your ticket is confirmed as below and we have sent you a separate email of your ticket details please check.
○○
○○○○
○○○○
Kind regards,
○○
といった具合です。
リコンファーム以外で、出発前にやっておくこと
リコンファーム以外にも、出発前にやっておくと安心なことがあります。
海外旅行保険への加入、海外Wi-Fiまたは現地SIMカードの手配、現金の両替、ビザの確認、必要に応じて予防接種など。
特に海外トレッキングのように長期で僻地に向かう場合は、保険の補償範囲(高山病、ヘリ救助など)の確認が重要です。
これらの準備については、別途まとめている記事もあるので、必要に応じて参考にしてみてください。
まとめ
リコンファームについて、要点を振り返ります。
リコンファームは航空券予約の再確認で、必要な航空会社では出発の72時間前までに実施します。エジプト航空、MIATモンゴル航空、カタール航空のジェッダ路線、南アフリカ航空は無条件で必要、エバー航空、チャイナエアライン、エチオピア航空、ガルーダインドネシア航空、厦門航空、パキスタン航空、ニューギニア航空は現地連絡先未登録の場合に必要、というのが2026年5月時点の整理です。
方法は3つあって、空港・営業所での対面、電話、Eメール。利用航空会社がどれに対応しているかは公式ページで確認してください。
エチオピア航空の場合はEメールが使えて、僕の場合は送信から約7時間で返信が来ました。文面のテンプレートと手順を本文中に載せたので、必要な人は参考にしてもらえれば嬉しいです。
旅慣れている人は、入国直後に空港の航空会社カウンターでまとめて済ませる方法を取っているようです。次に同じような旅程があれば、僕もそのやり方を試してみようと思います。