キナバル登山の装備をお探しの皆さん、はじめまして!
「キナバル登山に必要な装備ってなに?」
とお困りではありませんか?
この記事では、実際に2024年2月にキナバル登頂を果たした経験をもとにキナバル登山にぴったりな登山装備について徹底解説します!
はじめに
キナバル登山は山小屋の予約が必須です。
山小屋を予約するには、
・個人手配
・現地発ツアー経由
・日本発ツアー経由
の3つがあります。
ここでは、山小屋の予約が確保できて、あとは現地に行って登るだけ!ということを前提に記事を書きます(山小屋の予約方法についてはこちらから)
キナバル登山に必要な装備は?
私は、現地ツアー会社経由で参加しましたが、持ち物リストは下記でした。
キナバル登山は、難易度が高くないため通常の登山/運動用の服装+αといった具合でした。
とはいえ、山頂の標高は4000mで、氷点下になるのも事実。
ある程度の装備の準備は必須です。
キナバル登山に必須
・ザック(リュックサック)
・パスポート
・滑りにくい靴
・防寒具/ウインドブレイカー
・行動食
・ティッシュペーパー
・アメニティーグッズ
・水筒
・汗拭きタオル
・手袋
・帽子
・雨具
・ヘッドライト
・ザックカバー(リュックカバー)
ちなみに意外とみんな忘れやすいのですが、「水筒」めちゃくちゃ大事です。こまめに水を飲むことが高山病対策で必要で、ささっと飲めるようにするべきです。(私のイチオシは➝これ)
キナバル登山にあると便利
・高山病用の薬
・日焼け止め
・カメラ
・ビーチサンダル
・ビニール袋
・サングラス
ちなみに、ビーチサンダルめちゃくちゃ大事です。ビーチサンダルが無いと、宿についてからもいちいち外に出るたびに登山靴を履く手間がかかってしまいます。
(もし買いに行く時間が無ければ➝これ)
キナバルで登山装備はレンタル可能?
現地ツアー会社のボルネオトレイルによると、
Q. 登山装備のレンタルはありますか?
A. キナバル公園にてKoktas(コクタス)社が登山ストックの貸し出し(1本につきRM10)サービスを行っています。ただし、ストックの種類やコンディション、在庫数などは事前に把握ができかねてしまいますので、確実に使用される場合はご自身のものをお持ちいただいた方がご安心です。
となっており、ストックの貸し出しはあるが他の装備の貸し出しが不明だったのである程度は自分でそろえた方がよさそうです!
ここから先は、実際に自分がキナバルにもっていったものを中心に、オススメな登山装備についても徹底解説します!
キナバル登山の装備の重量は?
キナバル登山の公式HPによると、登山者の荷物は4㎏~8㎏が推奨されています。
大幅に超えそうな場合は、有料になりますが
・キナバル登山口に預ける
・ポーターを雇う
のいずれかがオススメです。
キナバル登山に必要な装備は?
まずは、服装から紹介します!
ベースレイヤー
登山時に肌に触れるベースレイヤーは2つあると安心です。
高温多湿な登山口~肌寒くなるラバンラタ(山小屋)までのと、ラバンラタ~山頂までで分けると理想的です。
半袖ベースレイヤー
登山1日目は熱帯雨林の中を歩くため汗をかきやすくなります。
ベースレイヤーは汗冷えを防ぐための吸湿性・速乾性のあるものがオススメです。
私は、このミレーのドライナミック™ メッシュ(通称あみあみ)を着ていきました。ダサい見た目と裏腹に、すごいんですよ、このあみあみ。
ドイツのアウトドア製品展示会で受賞したり、登山家から絶賛されたりしています。
私の所属していた大学山岳部では、夏合宿の前に参加者全員に購入させていました。キリマンジャロ登山もあみあみを着ていきました
長袖ベースレイヤー
登山2日目は朝から肌寒く、山頂付近では氷点下になることもあります(実際、山頂近くの水たまりが凍っていました)
ベースレイヤーとして、速乾性のある長袖が一つあっても良いと思います。
今回私は持っていきそこねましたが、思ったより寒かったので会ってもよかったかもと思ってます。
逆に、暑すぎはしないので保温系のベースレイヤーはなくてもいいと思います。
ミドルレイヤー
次にミドルレイヤーについて解説します。
速乾長袖シャツ
ベースレイヤーの上には速乾の長そでシャツを着ています。
ベースレイヤーで肌から遠ざけた水分をさらに体の外へと運ぶためです。
↑イメージこういうのを着ています。
※ミレー製品を着ていましたが、欠品?になり見つかりませんでした。
フリース
フリースはやっぱり欠かせません。
ラバンラタの山小屋は肌寒かったので、ずっとフリースで行動していました。寝る時も、フリースが一枚あれば十分な気温でした。(朝は少し寒かったですが!)
↑あんまり薄手過ぎないものをおすすめします。
ロングパンツ
キナバル登山のズボンはストレッチ性のある登山用のロングパンツがオススメです。
↑キナバルは600階段あり、上り下りで足の屈曲運動が多いためストレッチ機能は必須です。
また、高温多湿な山域であるため、小雨にも強い撥水機能がついているもポイント高い
山頂までこれ一つで行けます。
アウターレイヤー
最後にアウターレイヤーについて解説します!
ダウン
山頂付近は氷点下になることもあり、朝の2時から登り始めて寒いためダウンがあると良いです。
とはいえ寒すぎはしないので、かさばるダウンは不要です。
↑この程度の軽くて薄いダウンがあれば十分です。
レインウエア上下
特に、10月~2月の雨季に上る場合は、小雨の可能性があるのでレインウエアの上下がすぐに取り出せると安心です。
↑そんなにがっつり降るわけではないので、安物で平気です。
また、一般的ではないかもしれませんが、レインウエアは防風機能があるものが多いので、雨が降っていなくても寒くなったら山岳部では皆着ています。
ザック
ザックとは、登山用のリュックのことです。
キナバル登山の場合は、それほどかさばる荷物が無いのでMAXで40ℓもあれば余裕です。
また、有料ですが1㎏あたりRM13(390円程度)でポーターに持ってもらうこともできるので、ポーターに預ける荷物がある場合は、荷物を入れる袋も必要です。
ザックのオススメは、
↑モンベルのバランスライト40です。
腰ベルトを削るという大胆なデザインで軽量化を追求しているためわずか653㎏しかありません。
キナバルも、キリマンジャロも、北アルプスも、八ヶ岳も、富士山も、バックパック旅行もすべてこのザックで行きました。
登山靴
正直、キナバル1泊2日なら履きなれた運動靴で十分です。
ただ、山登りになれておらず、足をくじくの怖かったり、将来別の山にも登ってみたい!という場合には、
↑ASOLOの軽登山靴がオススメです。
かっこいい見た目に加え、耐久性、機能性があります。
くどいですが、キナバルも、キリマンジャロも、北アルプスも、八ヶ岳も、富士山も、バックパック旅行もASOLOの軽登山靴があればOKです
水筒
水筒と書いているからといって、いわゆる水筒をもっていこうとしていませんか?そんなものは不要です。
↑プラティパスがあれば十分です。わずか24gの重さで非常に持ち運びが便利です。(フライトの時にもプラティパスに無料給水機で水を入れれば、わざわざ水を買わずに済みます。)
ヘッドライト
ヘッドライトが必要になるシーンは、
・ラバンラタで夜荷物整理をしたいとき
・山頂に向けて、登山をするとき
特に、2日目は朝2時から登り始めるため、ヘッドライトが無いと本当に何も見えません。
スマホをライト代わりに使うのでは、手がふさがりリスクが高いです。実際、山頂への登りは傾斜のついた岩稜帯を登るため両手はフリーであるべきです。
ヘッドライトを選ぶ観点は、
・赤色の光がつくか
・十分に明るいか
山小屋で夜作業するときに赤色の光でないと、他人の睡眠を妨げてしまいます。
また、ヘッドライトはピンキリでなかにはポンコツもあるのである程度の明るさは必要です。
↑イチオシ、暗闇の道しるべとなります。
サングラス
サングラスは、UVカット機能が高いものにしましょう。
登山用と明記していあるものがオススメです。
友人は、安いサングラスで目が真っ赤になっていました。
↑手ごろな価格でオススメ。
まとめ
この記事では、キナバル登山に必要な装備について徹底解説しました!
自分自身の登頂経験や、これまでの登山経験をもとに解説・商品紹介したいので、もしまだ持っていないものがあれば検討してみてください~!
あなたのキナバル登山が成功しますように!