はじめに
こんにちは、登山歴10年のぽれとりです!
「いつかは海外の絶景を歩いてみたいけれど、何から手をつけていいか分からない……」
「英語も苦手だし、現地での手配が不安でなかなか一歩を踏み出せない」
そんな風にお悩みではありませんか?
日本の山で日帰り登山や山小屋泊を楽しんでいる方なら、海外トレッキングは決して夢のまた夢ではありません。 正しい山の選び方と少しの知識さえあれば、誰でも安全に素晴らしい絶景に出会うことができます!
この記事では、国内での登山経験がある方に向けて、「初めての海外トレッキングにおすすめの絶景ルート」と「失敗しない山の選び方」を分かりやすく丁寧に解説します。
一部のプロ登山家が行くような過酷なルートではなく、お休みが限られている方でも挑戦できる現実的なプランをご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
この記事で分かること
- 最初の海外トレッキングにおすすめの「結論」となる山
- 初心者が絶対に外してはいけない「山選びの3つの基準」
- 【徹底比較】おすすめの海外絶景ルート4選(日数・費用など)
- 初心者がやってしまいがちな「3つの失敗」とその対策
結論!初めての海外は「マレーシアのキナバル山」がおすすめです
結論からお伝えします。初心者が最初の海外トレッキングに選ぶなら、マレーシアの「キナバル山(標高4,095m)」が圧倒的におすすめです!
「いきなり4,000m超えの山なんて大丈夫?」と驚かれるかもしれませんが、安心してください。キナバル山が初心者におすすめな理由は、以下の3つです。
- 最短4〜5日のお休みで行ける! 日本からのアクセスが良く、現地空港から登山口までも車で約2時間。移動の負担がとても少ないのが特徴です。
- 登頂率が約90%と非常に高い! 登山道は階段のように徹底して整備されています。日本の富士山に登れる体力があれば、十分に登頂可能です。
- 山小屋が快適で身軽に登れる! 宿泊する山小屋(標高3,270m)では、清潔なベッドと温かいビュッフェ形式の食事が用意されています。重いテントや寝袋を背負う必要がありません。
費用も飛行機代を含めて総額15万円〜20万円ほどに収まります。
手配の分かりやすさ、スケジュールの組みやすさ、そして山頂で待っている荒々しい岩肌の絶景。すべてにおいて、キナバル山は初めての海外登山に最も適した選択肢と言えます!
失敗しない!海外トレッキング先を選ぶ「3つの基準」
海外の山を選ぶとき、「写真がきれいだったから」という理由だけで決めてしまうのは少し危険です。 初めての海外トレッキングを成功させるためには、必ず以下の3つの基準を満たしているかチェックしましょう!
基準①:必要な日数が「1週間以内」に収まるか
海外の山へ行く際、一番のハードルになるのが「日数」ですよね。エベレストのベースキャンプなどに行こうとすると、平気で2週間以上かかってしまいます。
まずは、1週間以内で完結するルートを選ぶことが大切です。 現地での移動に何時間かかるのかをしっかり確認し、万が一飛行機が遅延したときのための「予備日」を1日確保できるスケジュールを組みましょう。
基準②:快適な山小屋があり、テントや自炊が「不要」か
初めての海外で、重いテントや数日分の食料を背負って歩くのはとても大変です。荷物が重くなると、疲労が溜まって高山病のリスクも跳ね上がってしまいます。
寝袋を持っていかなくても温かい食事が提供される「山小屋(ハットやロッジ)泊」ができるルートを選んでください。インフラが整っている山なら、日帰り登山と同じような30L以下のリュック(約5〜7kg)で身軽に歩くことができますよ!
基準③:最高標高が「4,500m以下」で高山病のリスクが低いか
海外トレッキングでは、日本の富士山(3,776m)を超える標高を歩くことが多くなります。 初心者のうちは、最高標高が4,500m以下で、かつ「体調が悪くなったらすぐに標高を下げられる(自力で下山できる)ルート」を選びましょう。
高山病は体力に自信がある人でもかかってしまう可能性があります。不安な場合は、出発前に日本のトラベルクリニックなどで予防薬(ダイアモックス)を処方してもらうと安心です。
【徹底比較】初心者におすすめの海外・絶景ルート4選
私自身の体験や、世界中のトレッカーから「入門にぴったり!」と評価されている絶景ルートを4つ厳選しました。 ご自身のお休みの日数や予算に合わせて比較してみてくださいね。
| 比較ポイント | ①キナバル山(マレーシア) | ②ツェルマット(スイス) | ③プーンヒル(ネパール) | ④玉山(台湾) |
|---|---|---|---|---|
| 最高標高 | 4,095m | 約3,100m(展望台) | 3,210m | 3,952m |
| 必要な日数 | 4〜5日間 | 6〜8日間 | 7〜8日間 | 3〜4日間 |
| 費用の目安 | 15万〜20万円 | 40万〜50万円 | 15万〜20万円 | 8万〜12万円 |
| 宿泊のスタイル | 快適な山小屋(食事・寝具付) | ホテル・山岳ホテル | ティーハウス(寝袋推奨) | 山小屋(寝袋レンタル可) |
| 高山病リスク | 中(3,270mで宿泊し順応) | 低(ロープウェイで下山可) | 低(徐々に標高を上げる) | 中(3,402mで宿泊し順応) |
| 見られる絶景 | 岩肌がむき出しの荒々しい山頂 | マッターホルンと美しい湖 | アンナプルナ連峰の朝焼け | 台湾最高峰からの雲海 |
① キナバル山(マレーシア):最短日程で4,000m峰へ!
記事の前半でもご紹介した、一番のおすすめルートです! 金曜日の夜に出発して火曜日に帰ってくるような、週末+有給2日での挑戦も可能です。山小屋のご飯も美味しく、初心者でも達成感を存分に味わえます。
② ツェルマット周辺(スイス):「これぞ海外!」という究極の絶景
マッターホルンを望むツェルマットは、世界で一番インフラが整っていると言っても過言ではありません。 登山鉄道やロープウェイで標高3,000mまでサクッと上がり、絶景を見ながら下るだけのハイキングルートも豊富にあります。体力に自信がない方にもぴったりですが、物価が高いため予算は少し多めに見ておきましょう。
③ プーンヒル(ネパール):ヒマラヤの山々を間近に見る王道
「ネパールでヒマラヤを見てみたい!」という方に大人気なのがプーンヒルです。 最高標高が3,210mと低いため高山病の心配が少なく、道中には「ティーハウス」と呼ばれる村のロッジがたくさんあるので安心です。8,000m級の山々が朝日に染まる景色は一生の思い出になりますよ。
④ 玉山(台湾):安く、近く、週末で行ける最高峰
富士山より少し高い3,952mを誇る、台湾の最高峰・玉山(ユイシャン)です。
LCCを利用すれば飛行機代も安く、金・土・日の3日間でも行くことができます。ただし、外国人が入山許可を取るには抽選に当たる必要があり、少し運の要素が絡むのがネックです。
初心者がやってしまいがちな「3つの失敗」と対策
海外の山では、日本の登山の常識が通用しないこともあります。ここでは、よくある失敗例とその解決策をご紹介します!
失敗①:不安だからと、高額な「日本のツアー」に申し込んでしまう
日本の旅行会社が企画している登山ツアーは至れり尽くせりで安心ですが、費用が個人手配の2〜3倍(数十万円)になってしまうことが多いです。
【対策】現地ツアー会社に直接依頼してみましょう!
現地のツアー会社とのやり取りは、「WhatsApp」というチャットアプリと「Google翻訳」があれば十分完結します。英語が話せなくても、テキストベースのやり取りなら間違いも起きにくく、費用をグッと抑えることができますよ。
失敗②:日本のテント泊のように、大きなリュックにすべて詰め込んでしまう
「海外の山だから」と意気込んで、60Lなどの大きなリュックに荷物をパンパンに詰めていくのはおすすめしません。
【対策】「ポーター(荷物持ち)」のサービスを活用しましょう!
海外のトレッキングでは、ポーターを雇えるケースが大半です。自分が背負うのは、雨具や防寒着、飲み水などが入った20〜30Lの小さなリュック(約5kg)だけにするのが世界のスタンダード。お金で疲労と高山病のリスクを減らせるなら、迷わず現地のサポートに頼りましょう!
失敗③:クレジットカードの「無料保険」だけで十分だと思ってしまう
クレジットカードに付帯している海外旅行保険では、登山中の遭難や高山病で動けなくなったときの「救援者費用(ヘリコプター代など)」がカバーされないことがほとんどです。海外のヘリ救助は、1回で100万円近い請求が来ることもあります。
【対策】必ず「山岳保険」に個別で加入しましょう!
ご自身が登る標高やエリアに対応した山岳保険(モンベルの野外活動保険など)に、出発前に必ず加入しておいてくださいね。
あなたにぴったりの山はどこ?目的別おすすめガイド
最後に、目的別にどのルートがおすすめかまとめました!ご自身の希望に当てはまるものを探してみてください。
- キナバル山(マレーシア)がおすすめな人 「5日以内の日程で、確実に4,000m峰に登頂して大きな達成感を得たい!」という方。
- ツェルマット周辺(スイス)がおすすめな人 「予算に余裕があって、体力や高山病の不安なく、とにかく世界最高の絶景を楽しみたい!」という方。
- プーンヒル(ネパール)がおすすめな人 「1週間くらいのお休みを取って、ヒマラヤの巨大な山々と異文化をじっくり味わいたい!」という方。
- 玉山(台湾)がおすすめな人 「週末の短いお休みを利用して、10万円前後の予算で手軽に海外の山を体験してみたい!」という方。
海外トレッキングは、決して特別なプロフェッショナルだけのものではありません。正しい準備と、自分に合ったルート選びさえすれば、一般的な登山を楽しんでいるあなたにも十分に手が届く素晴らしい体験です。
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