【2025年3月】パタゴニア・トレッキングにお得に行く方法

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ポレポレ

高校から登山をはじめ、8年間。
山&旅好きな彼女と、国内外へ。
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パタゴニアトレッキングについてお調べの皆さん、こんにちは!

この記事では、2025年3月にパタゴニアトレッキングをした2人の体験談をもとに、「パタゴニアトレッキングで必要な費用,予約,コース」について徹底解説します!

【パタゴニアトレッキング概要】
・登山時期:2025年3月7日~9日
・登山人数:2人
・登山方法:個人(✕現地ツアー)
・登山費用:全部で3万円程度※飛行機除く
 

前提知識

  • 南米・アルゼンチン/チリにまたがる広大な山岳地帯
  • エル・チャルテンのフィッツロイ(標高3,405m)が人気
  • トレッキング距離は片道約10km
  • ガチ装備でなくてOK!(スニーカー&デニムの欧米人多数…)
  • 日帰り〜2泊3日まで、旅程や体力に合わせて選べる
  • ハイシーズンは12月〜2月(ベストは1月)※通年歩ける
  • 2024年からパーク入場料が一部値上げ&オンライン予約が必須

ちなみに、パタゴニアとフィッツロイの関係性ですが、パタゴニア=上高地、フィッツロイ=槍ヶ岳のようなイメージです。パタゴニアは地域名、フィッツロイは山名です。

パタゴニアトレッキングの費用は?

2025年3月の両替
・1 アルゼンチン・ペソ =0.14 円
・$1=150円
・分かりやすくするため、上記レートで円換算していします。

費用総額

念のため$600持って行きましたが、実際に使った金額は$200程度。後はクレカ。
パタゴニアトレッキングは日本→カラファテ空港の飛行機代は高いが、その後トレッキング自体は費用があまり掛からないという特徴があります。

トレッキング
・国立公園入園料: 45,000ARS(6,600円)※クレカのみ
・フィッツロイのテント場:2,000ARS/人(2,800円)
・テント/寝袋:-※持参

トレッキング前後ホテル
・カラファテ宿:2,000円/1泊※クレカ払い

移動費
・空港→カラファテ:11,000ARS(1540円)
・カラファテ→空港※ホテル手配:9,000ARS(1260円)
・カラファテ→チャルテン※ホテル手配:35,000ARS(4900円)
・チャルテン→カラファテ※ホテル手配:35,000ARS(4900円)

その他
・お土産、ご飯:7,000円程度

 

両替事情

エル・チャルテンの方がエル・カラファより現金社会であり、両替の返還率が良いため両替するならエル・チャルテンがオススメ。

エル・チャルテンでの両替は、両替所ではなく町中にあるスーパーマーケットなどで両替をする。ちなみに、アイスクリーム屋での両替レートが一番良かった。(店外に表示している場合より、店内に両替レートを表示している場合の方が両替率が良い。)

ネットで調べると、
・100USD→107,069ARS

エル・チャルテン市内
・100USD→115,000ARSが相場
・100USD→120,000ARSが最も良いレートだった。

なお、両替時は一定額以上でレートがよくなるため、$100単位で持って行くのがオススメ。

 

移動事情

・空港↔カラファテ:30分~1時間
・カラファテ↔チャルテン:3時間

ちなみに、シャトルバスの予約は

  • 現地ホテル
  • バスターミナル
  • ネット

の3つの手段があるが、ホテル手配がオススメ。

理由①:ホテル手配の場合、行き帰り合わせて880円程度お得
理由②:フィッツロイや氷河は強風で行けないケースが多く、ネット予約の場合、キャンセル時に現地での返金ではなく、返金手続きにタイムラグが生じる。

運行時間について

カラファテ→チャルテンの時間は4つぐらいしかない。私は朝8時発11時着の便を選択。バスは複数社が運行している。なお、シャトルバスについては時間変更できるため、行きかえり予約して時間変更するのがオススメ。

また、フィッツロイに向かう際も、氷河に向かう際も同じバスターミナルを利用します。

 

ホテル事情

エル・カラファテのバスターミナル↔市街地は徒歩30分。バスターミナルが丘の上にあるため、バスターミナル付近で宿を予約してしまうと、いちいち市街地まで移動するのに丘の上り下りをする必要があるため、市街地付近で宿をとることがオススメ。

私が泊ったのは、「カラファテホステル

大きいホステルでトイレ個室6個、シャワー3つで、朝ごはん付き。中心部からも近くオススメ。なお、予約についてはブッキングドットコムがオススメかも。

追加で予約しよう思った際に、現地スタッフに「現地予約とブッキングドットコムどちらがオススメか」と聞き、「人によるけど、ブッキングドットコムの方がセールで安くなるからブッキングドットコムの方がオススメかも~」という意見をもらいました。

 

予約事情

フィッツロイのトレッキングでは、いくつか予約が必要なものがあるがいずれも前日/当日で差し支えなさそう。

・空港からのシャトルバス:当日予約
→エルカラファテ空港でシャトルバスを申し込む。空港出入口付近でバスに乗り、人数集まって出発。ミニバン的な感じ、8人〜10人集まったら出発。30分~1時間程度。

・フィッツロイの国立公園入園料:約6,586円
→エルチャルテンのバスターミナル到着後、トレッキングの登山口で申し込みをする。45,000ARS→学生証提示で7,000ARSに!支払いはクレカのみだった。

・フィッツロイのテント場:前日/当日予約
→テント場の申し込みは、前日/当日で良い。大きさとしては涸沢ヒュッテの半分くらい。2024年の12月からテント場の予約が必要になった。行ったら予約していない人も多くてその場での予約でも平気だが、オンラインで事前に予約した場合、カード支払いも可能。

・テント/シュラフなど:前日予約
→私たちは日本から持って行ったが、カラファテorチャルテンで申し込むこともできる。「モンベルのテント」が軽くて安くてオススメです。

 

行程

・3月5日:夜カラファテ市街地到着
・3月6日:市内散策、物価調査。テント場/行きシャトルバス予約
・3月7日:朝エルチャルテンに向かう→フィッツロイBC宿泊
・3月8日:フィッツロイBC→フィッツロイ→トーレ湖
・3月9日:トーレ湖→エルカラファテ

 

フィッツロイBC

フィッツロイBCの治安は良く、管理人がいる。

どうやら24年12月から火事騒ぎがあって、管理するようになったとか。管理人のテントは普通のテントではなく、グランピングに使われるテントみたいなため判別できる。各区画ごとに番号があり、その番号で管理されている。そのため、フィッツロイBC到着→テント場代支払い→宿泊という流れになる。

トイレ

トイレはぼっとん方式。大便後は、バケツにある土を上からかけるスタイル。備え付けのトイレットペーパーはあるが午後になるとなくなっていることが多いため、日本から持参するのがオススメ。

フィッツロイBCのテント場にトイレは四箇所ある。前情報では「汚い」と聞いていたが、いわゆる普通の山のトイレ。手洗い場はない。

水場

川の水がそのまま飲める。ちょっと怖いがみんなそうしてるので、つられて自分たちも同じように。トレッキング3日間で使用した水は2人で4リットルだった。

 

電波状況

空港でSIMを売っておらず、街中も売っていおらずかなり困った。2人でe-SIMのAiraloを3ギガ分購入したが、山中は電波がなく、使い切ることはなかった。

 

気候/天気事情

シーズン

3月のエルカラファテは寒い。夏だと聞いていたが秋であり、普通に寒い。稚内よりずっと北にある山の9月であるため、防寒対策が必須で、ダウンとシュラカバだけで寝たら風邪をひいた。「ネックウォーマー」も持って行って良かった。

特に、地面からの伝導熱が体温を奪っていくので、「エアマット」は個人的に必須だと感じた。

天気

電波が通じないため、天気を把握するにはテント場のスタッフに聞くしかない。翌日の天気はラジオで夜8時に把握できるので、夜9時頃にテント場のスタッフに聞くのが確実といえる。

また、フィッツロイは「煙を吐く山」と言われ、曇りやすいため確実な情報収集が必要となる。

なお、晴れの場合日の出-15分ぐらいに写真スポットに行くのがオススメ。3月の場合7時頃が日の出で、山が真っ赤に染まるモルゲンロートは6時44分ごろだった。逆に日の入りについては、南緯50度以上の地球の裏側で夜の8時まで明るかった。

意外と落とし穴なのが、ヘッドライトを持って行くこと。フィッツロイBCから写真スポットまでの移動は日の出前の最も暗い時間なため、ヘッドライトは必須だと感じた。

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まとめ

パタゴニアトレッキングは、意外と簡単!南米に行くことができたら寄ることをおすすめします!