【春・秋向け】登山初心者におすすめの低山ベスト10選|関東編

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ポレポレ

高校から登山をはじめ、8年間。
山&旅好きな彼女と、国内外へ。
2人で協力して、[山]と[旅]の情報発信中!

はじめに

春と秋は、登山デビューにぴったりの季節です。
気温が穏やかで天候も安定しやすいため、初心者でも快適に山を楽しめます。
ただし、登る山選びを間違えると、思った以上に大変だったり、危険を感じることも。

そこで今回は、関東エリアから登山初心者におすすめの「低山ベスト10」を厳選してご紹介します!

「低山」がおすすめな理由

初心者の方には、まずは標高が比較的低く、日帰りできる山からスタートするのがおすすめです。
その理由は以下の通りです。

  • 体力的なハードルが低い
    標高が1000m前後の山なら、極端な酸素濃度低下や気温変化に悩まされることが少なく、安心して登れます。

  • 天候リスクが比較的低い
    春や秋は天気も安定しやすく、低山なら急な天候悪化へのリスクも軽減できます。

  • 装備負担が軽い
    テント泊や重装備が不要なので、必要最低限の持ち物だけで挑戦できます。


【選定基準】初心者向け低山のポイントとは?

今回ご紹介する山は、以下のポイントで選びました。

標高:おおよそ500〜1200m
・コースタイム:日帰りで往復5〜6時間以内
・登山道整備:道迷いリスクが低い
・アクセス:電車・バスでアプローチできる


【関東編】登山初心者におすすめの低山ベスト10

高尾山(東京都)

標高599m。
日本一登山者数が多いとも言われる、高尾山。
新宿から電車で約1時間という抜群のアクセスに加え、整備された登山道や豊富なコースバリエーションが魅力です。
ケーブルカーやリフトを使えば体力に自信がない人でも安心。山頂からは富士山を遠望でき、自然観察にも最適です。

魅力:

  • ミシュラン三ツ星にも選ばれた絶景
  • 手軽に登山体験できるアクセスの良さ
  • 薬王院などの文化遺産巡りも楽しい!

筑波山(茨城県)

標高877m。
男体山と女体山の二つの峰を持つ双耳峰で、関東平野に堂々とそびえます。
ケーブルカーやロープウェイを活用できるので、体力に応じた登山プランが可能。春はツツジ、秋は紅葉が山全体を彩ります。

魅力:

  • 東の筑波、西の富士と称される名山
  • 男女で別々のルートを登って合流する楽しみも
  • 山頂からの関東平野一望パノラマ!

 


御岳山(東京都)

標高929m。
古くから山岳信仰の対象とされてきた御岳山は、自然と歴史を同時に感じられるスポット。
ケーブルカーで一気に標高を稼げるため、初心者でも楽に登頂できます。宿坊に泊まる体験も人気です。

魅力:

  • 武蔵御嶽神社を中心にした神聖な空気感
  • 綾広の滝やロックガーデンなど見どころ豊富
  • 犬と一緒に登れる山としても有名!

 


大山(神奈川県)

標高1252m。
丹沢山地の入口に位置する「大山(おおやま)」。
伊勢原駅からバス+ケーブルカーで中腹までアクセス可能。山頂まではやや急な登りもありますが、整備されたルートで安心して登れます。

魅力:

  • 山頂からの湘南・江ノ島の絶景
  • 大山阿夫利神社の参拝登山も楽しめる
  • 秋は紅葉名所として大人気!

 


宝登山(埼玉県)

標高497m。
長瀞町に位置する、四季折々の花が楽しめる山。
ロウバイ、梅、桜、ツツジと、春から初夏にかけて花のリレーが続きます。ロープウェイ利用もでき、軽いハイキング感覚で登れるのが魅力。

魅力:

  • 標高500m以下でも絶景&花景色
  • 長瀞観光とセットで楽しめる
  • 小学生連れにもぴったり!

 


鋸山(千葉県)

標高329m。
低山ながらも迫力満点の切り立った岩場が特徴的な鋸山。
特に「地獄のぞき」展望台からの眺めは圧巻です。登山道とロープウェイ両方あり、体力やスケジュールに応じたプランが可能。

魅力:

  • 海と山の絶景コラボレーション
  • 史跡・磨崖仏巡りもできる文化的な山
  • ちょっとしたスリルを味わいたい人向け!

 


日和田山(埼玉県)

標高305m。
西武秩父線「高麗駅」からすぐの立地で、気軽に登れる低山。
男坂・女坂と難易度を選べるルート設定もあり、初心者でも挑戦しやすいです。秋には巾着田の彼岸花も見どころ。

魅力:

  • 最短1.5時間で登頂できるお手軽コース
  • 彼岸花の名所「巾着田」とセットで楽しめる
  • 登山デビューにも最適!

 


金時山(神奈川県)

標高1213m。
箱根外輪山の一角にあり、頂上からは大迫力の富士山を拝める絶好のビュースポット。
道中は適度な登りもあり、初めての本格登山にもぴったり。

魅力:

  • 富士山を大迫力で望むことができる
  • 「金太郎伝説」の舞台を歩く楽しさ
  • 温泉街(箱根)とセットで登山+癒し!

 


飯能アルプス(埼玉県)

標高:最高約500m。
「アルプス」と名はつくものの、穏やかな丘陵地帯をつないで歩く縦走路。
距離は長めですが、難所が少なく、初心者でも縦走気分を味わえます。

魅力:

  • 低山ながらも縦走気分が楽しめる!
  • 途中離脱可能なので体力に合わせて調整可
  • 春秋のハイキングトレーニングにも最適

 


陣馬山(東京都〜神奈川県)

標高855m。
広大な草原が広がる山頂からは、富士山をはじめ、360度の大パノラマが楽しめます。
初心者にも優しいコース設定で、登山+絶景を堪能できます。

魅力:

  • 山頂の広場から望む雄大な富士山ビュー
  • ピクニック気分でのんびりできる草原エリア
  • 高尾山までの縦走コースにもつなげられる!

 

初心者が春・秋登山で注意すべきポイント

春や秋でも、油断は禁物です。以下の点に注意しましょう。

  • レイヤリング(重ね着)で体温調整できる服装を
  • 必ずレインウェアを持参する(晴れ予報でも!)
  • ヘッドライトを忘れずに(万一の下山遅れに備える)
  • 滑りにくいソールの登山靴を履く

 

 

まとめ

初めての登山は、誰もが不安なもの。
でも、しっかりと山を選び、きちんと準備して臨めば、きっと素晴らしい体験になります。

今回紹介した関東の低山は、いずれも初心者に優しく、それでいて達成感もしっかり味わえる山ばかり。
まずは身近な低山から登山デビューして、春や秋の自然をめいっぱい満喫しましょう!

次のステップとして、中級レベルの山や、宿泊登山にもチャレンジしていけると、登山の楽しさがどんどん広がっていきます。