【2023年】キリマンジャロ登山#3 ホロンボハット~キボハット

キリマンジャロ
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ポレポレ

はじめまして、ポレポレです。
当ブログでは、海外登山・日本の名峰について徹底解説します!

▶私の登山遍歴
・高校・大学は山岳部
・某登山ショップのバイト経験
・100名山は50座程度
・2023年キリマンジャロ登頂
・2024年キナバル登頂

多くの個人ブログの情報に助けられ、これまで登山を楽しんできました。このブログがきっかけで登山を始めたり、登頂確率が高まれば幸せです!

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キリマンジャロ登山#3 | 前回のサマリ

7時52分 マンダラハット➝13時 ホロンボハットへ

ホロンボハットでの時間が長く、散歩したり、コックと仲良くなったりして時間をつぶした。

キリマンジャロ登山#3 | ホロンボハットにて

6時起き、7時出発でキボバットに向かう。

朝食時に南米からひとりで来た20代のお姉さんに話しかけられる。

昨日サミットに登頂を果たし、今日は下山するとのこと。

女性ひとりですごいですねと伝えると、昨日は男性3人と相部屋で(定員4人の部屋)でちょっと不安だったと愚痴をこぼしていた。それは災難だ。

どうやって部屋を割り振っているのだろうか。女性一人で行かれる方はどうか気を付けてくださいね。彼女からの応援を胸にドキドキわくわくしながら出発する。

 

キリマンジャロ登山#3 | キボハットへ

ホロンボハット(3700m)から、キボハット(4700m)まで今日も1000mアップの工程だ。

ようやく富士山の標高を超えてテンションが上がる。

道中にラストウォーターがあり、ここから先は水がないらしい。

トイレも全てぼっとんだ。

キボハットでは水をあまり使えないため、昼食は自分たちで運び、道中で食べる。

ラストウォーター後の荒涼とした大地をキボ峰に向けてあるく道のりはキリマンジャロ登山の中でも特に好きだった。

あまりに楽しくてペースがやや早くなりガイドからポレポレと言われる。

途中には石が積んであり、みんなイニシャルなどを残していた。

呼吸を意識し、こまめに水分補給をしながら慎重に進む。

なにしろ、今まで登った中の最高峰は昨年相方と2人で登った富士山の3776mで4000mは未知の領域で緊張する。

しかも富士山は日帰りで登ったせいか、相方(男)は軽い高山病になった。

今回は4000mを過ぎたあたりでもダイアモックスのおかげか頭痛もなく体調もよい。

休憩

休憩場所で11時20分ごろ昼食を取る。

たまごと鶏肉が美味しい。また、ミックスジュースは格別だ。

2人ともほぼ完食できた。(結構量が多いので、食べすぎずに自分の適正量とることが肝心。)

席が設けられているが日影は寒すぎて、日当たりの良い場所で休憩する。

しばらく休憩した後、再びひらけた砂漠のようなサドル地帯を進む。

 

キリマンジャロ登山#3 | キボハットにて

13時19分ごろキボバットに着く。

他ルートの登山客とも合流するためテントが点在している。

普段私たちは大学登山でテントを使い、長期泊をおこなっているので小屋泊というのが非日常であるということと快適さが抜群なので風でなびいているテントを見てマラングルートで本当に良かったと思った(笑)。

テント慣れしていない方はマラングルートをおすすめする。

自分たちのハットに案内されて、14時ごろポップコーンを食す。美味である。

体調悪化

私はこの辺りから体調が悪くなる。

夜は昨日の昼に完食して美味しかったと言っていたことから大量のパスタを作ってくれたが、一口も食べれなかった。

申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらも吐き気がひどく、固形物を一切口にいれる気になれない。

横になって寝てしまうと、酸素をしっかりと取り込めなくなってしまうので少し歩こうとしたが、ふらふらで気絶しそうになった。

今までも日本の山で何回か高山病を経験してきた。

つい先日登った劔岳では富山駅から1日でロープウェイやらバスやらで劔のキャンプ場まで標高をあげてしまったせいで高山病になった。

高山病の怖さや対処法については心得ていたつもりだったがやはり標高4700mにもなるとレベルが違う。

トイレと部屋との往復(所要時間2分くらい)ですらしんどい。

トイレにつくと吐き気と下痢との戦いだ。もうしんどすぎる。

意識が朦朧とし、こんな体調でも夜には出発しないといけないことを考えると絶望し、涙が流れた。

モーガとジョセフィーが自分たちのハットにきて明日の説明受ける。

私はシュラフの中でずっと横になっていたが、ガイドたちが来て起き上がったことにより、嘔吐。

幸い、吐くことの予感はできていたので、まわりに迷惑をかけることはなかった。

つくづく今日は相部屋にならなくてよかったと思った。

私が吐いたことをガイドたちは驚きもせず体が正常に反応しているということだから出せるものは出して明日に備えようと励ましてくれた。

today is today, nothing limits youと声をかけてくれた。ありがたい。

また、私がハットについてから何も食べれていなかったことからモーガがジンジャーレモンをもってきてくれる。

ジンジャーがピリピリときつく生きていることを実感した。吐いたことですこし気分がよくなった。これは高山病あるある。

19時睡眠で23時起床。00時から登り始めると説明を受ける。

出すものを出せたからなのか私はぐっすり眠り全回復できた。

相方はいろいろと考えてしまい30分ぐらいしか眠れなかったそうだ。

私の体調不良が彼の睡眠を害してしまい申し訳ないが、2人とも揃ってピークアタックできることに感謝だ。

 

キリマンジャロ登山#3 | 反省点

キボハットへの道のりがあまりに楽しくてペースを上げてしまった。

体調悪化の原因はシンプルに標高が高いからか。ダイアモックスをもってきて良かった。