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ステラリッジとエアライズはどちらを選ぶか|2大国産山岳テントの違いを整理

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プロフィール
この記事を書いた人
ぽれとり

登山歴10年。海外20か国。東京でサラリーマンとして働きながら、休暇を使って海外の山を歩いてきました。キリマンジャロ、ネパール、パタゴニア、ニュージーランドなど、これまで訪れた海外トレッキング先での経験をベースに、装備選びから現地手配、費用感まで、実用的な情報を発信しています。モットーは「世界を歩く。現役の、今この瞬間に」。仕事を続けながら、それでも世界の山に行きたい人へ。

はじめに

国産の軽量山岳テントを買おうとして調べると、必ず候補に挙がるのが「モンベル・ステラリッジテント」と「アライテント・エアライズ」です。

両者は日本の山岳テント場で見かける頻度が最も高いモデルで、登山者の中では「ステラリッジ派」「エアライズ派」と呼ばれるほど、それぞれにファンがついています。

私が現在使っているのは、モンベル・ステラリッジテント2型です。学生時代のワンダーフォーゲル部で購入してから3〜5年使ってきて、国内30〜50回・海外2か国(NZ・パタゴニア)に持参してきました。

エアライズは私自身は所有していませんが、ワンゲル部の仲間や登山仲間で使っている人がいて、設営の様子や使用感を見聞きしてきました。

この記事では、ステラリッジとエアライズの違いを整理して、どちらがどんな人に向くかをまとめます。両モデルとも長年改良を重ねてきたロングセラーで、根本的な差というよりは、設計思想の違いと言える性質のものです。最終的にどちらを選ぶかは、ご自身の使い方・好みで判断してもらえればと思います。

両モデルの基本情報

モンベル・ステラリッジテント

ステラリッジテントの基本情報:

  • メーカー:株式会社モンベル
  • 創業:1975年8月1日(辰野勇氏が28歳の誕生日翌日に大阪府西区立売堀で創業)
  • 本社所在地:大阪府大阪市西区新町2丁目2番2号
  • ステラリッジ初代発売:1999年
  • 直近のリニューアル:2019年春に全モデルリニューアル、2026年春に長辺入口の「ステラリッジ テント トレール」シリーズ追加
  • ラインナップ:1型・2型・3型・4型・6型
  • 販売形態:本体とレインフライが別売り(フライは4色から選択)

ステラリッジ1型・2型のスペック(2026年現行):

項目1型2型
本体重量0.80kg1.28kg
本体+フライ1.14kg1.49kg
設営時サイズ奥行205cm×幅90cm×高さ100cm奥行210cm×幅130cm×高さ105cm
本体価格30,250円(税込)36,300円程度(税込)
レインフライ価格12,650円(税込)13,200〜14,300円(税込)
本体+フライ合計約4.3万円約5万円
シーズン3シーズン(別売スノーフライで4シーズン対応)同左
ポールアルミニウム合金 Φ8.5mm同左

アライテント・エアライズ

エアライズの基本情報:

  • メーカー:株式会社アライテント
  • 創業:1965年(東京都中野区で創業、2000年に埼玉県所沢市に本社移転)
  • 本社所在地:埼玉県所沢市東所沢
  • 創業者:新井睦氏(現会長、現在もミシンを踏む)
  • オリジナルブランド名:RIPEN(ライペン、「熟練」の意味)
  • 製造:アライテント自社工場で日本国内ハンドメイド
  • エアライズ初代発売:1987年
  • ラインナップ:エアライズ1・2・3、2024年にエアライズ4新登場(30年ぶりの新サイズ追加)
  • 関連シリーズ:2026年6月にライトエアライズ(エアライズの軽量化版、3シーズン専用)新登場予定
  • 販売形態:本体とフライがセット販売(フライは2色から選択)
  • 付属品:張り綱・ペグ・シームコート(防水液)・リペアチューブ(緊急フレーム補修用)が標準付属

エアライズ1・2のスペック(2026年現行):

項目エアライズ1エアライズ2
本体重量(本体+フレーム+フライ)1.36kg1.55kg
付属品(ペグ・張り綱)重量約220g約200g
設営時サイズ奥行205cm×幅100cm×高さ100cm奥行210cm×幅130cm×高さ105cm
価格50,600円(税込)57,200円(税込)
シーズン3シーズン(別売の冬用外張で4シーズン対応)同左
フライ色オレンジ、フォレストグリーン同左
フレームNSL9フェザーライト(DAC社製)同左

参考までに、エアライズ3は重量2,070g(フレームNSL9.6)、エアライズ4は2024年新登場で77,220円(フレームNSL10.25、前後に入口あり)です。

スペック横並び比較(同サイズ同士)

それぞれの1人用・2人用を並べると次のようになります。

1人用同士の比較

項目ステラリッジ テント1エアライズ1
重量(本体+フライ)1.14kg1.36kg
重量差-220g(ステラリッジが軽い)
サイズ205×90×100cm205×100×100cm
価格(合計)約4.3万円(税込)50,600円(税込)
価格差-7,600円(ステラリッジが安い)

2人用同士の比較

項目ステラリッジ テント2エアライズ2
重量(本体+フライ)1.49kg1.55kg
重量差-60g(ステラリッジが軽い)
サイズ210×130×105cm210×130×105cm
価格(合計)約5万円(税込)57,200円(税込)
価格差-7,000円程度(ステラリッジが安い)

両モデルとも、サイズ感はほぼ同じです。重量・価格でステラリッジがやや有利ですが、わずかな差です。これだけ見ると「ステラリッジの方が良い」と思えるかもしれませんが、設計思想と使い勝手で違いがあるので、次の項目別比較を見てください。

項目別の違い

1. 設営方式

項目ステラリッジエアライズ
方式吊り下げ式スリーブ式
手順インナーテントのフックをポールに引っかけるポールをインナーの管(スリーブ)に通す
強み強風時にも素早く設営できる強度が高い

設営方式の違いは、両モデルの最も明確な違いです。

ステラリッジの吊り下げ式は:

  • 強風時にも素早く設営できる
  • テント本体をペグダウンしてからポールを装着できる
  • 設営時間が短い(慣れれば10〜15分)
  • 風で本体が飛ばされるリスクを減らせる

エアライズのスリーブ式は:

  • ポールがスリーブ全体を支える構造で、剛性が高い
  • スリーブの末端が袋状になっており、反対側に回ってグロメットに差し込む必要がない(エアライズ独自の工夫)
  • 強風下のソロ設営でも比較的扱いやすい
  • パワーメッシュをフレームスリーブの下に取り付け、ベンチレーションも確保

どちらが優れているという話ではなく、設営の思想が違います。ステラリッジは「速さ」、エアライズは「剛性」を重視しています。

2. フライシートの仕様

項目ステラリッジエアライズ
販売形態本体とフライが別売り本体とフライがセット
カラーフライ4色から選択フライ2色から選択
買い替えフライだけ買い替え可能パーツとしてフライ単体も購入可能

ステラリッジのフライ色(従来モデル):

  • サンライトイエロー
  • ピーコック(青系)
  • オフホワイト
  • タイム(緑系)

ステラリッジ テント トレール(2026年新型)のフライ色:

  • ダークグリーン(DGN)
  • ライトブルー(LBL)
  • イエロー(YL)

エアライズのフライ色:

  • オレンジ(視認性高い、標準)
  • フォレストグリーン(自然に溶け込む)

ステラリッジは別売・4色展開で、自分のテントを見分けやすい・買い替えしやすいというメリットがあります。

エアライズは2色展開ですが、オレンジは視認性が高く、霧の中などで自分のテントを見つけやすいというメリットがあります。

3. 素材

ステラリッジ(従来モデル):

  • 本体素材:10デニール高強力ポリエステル(通気撥水加工)
  • フロア素材:30デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ(耐水圧1,500mm、ウレタンコーティング)
  • フライ素材:20デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ(耐水圧1,000mm)
  • ポール:アルミニウム合金 Φ8.5mm

ステラリッジ テント トレール(2026年新型):

  • 本体素材:15デニール・ナイロン・リップストップ(撥水加工)
  • フロア素材:30デニール・ナイロン・リップストップ(耐水圧1,500mm、ウレタンコーティング)
  • フライ素材:15デニール・ナイロン・リップストップ(ポルカテックス®加工、耐水圧1,000mm)
  • ポール:アルミニウム合金 Φ8.5mm

エアライズ(全サイズ共通):

  • 本体素材:28デニール・リップストップナイロン(東レ「ファリーロ」中空糸)
  • フロア素材:40デニール・ナイロンタフタ(PUコーティング)
  • フライ素材:30デニール・リップストップナイロン(PUコーティング)
  • ポール:NSL9フェザーライト(DAC社製、エアライズ1・2)、NSL9.6(エアライズ3)、NSL10.25(エアライズ4)

素材は両モデルとも国産山岳テントとしての耐久性を備えていますが、設計思想に違いがあります。

ステラリッジは:

  • バリスティック®ナイロン(通常のナイロンの約2倍の引き裂き強度を持つモンベルオリジナル素材)を使用
  • 本体に極薄の生地(10デニール従来、15デニールトレール)を採用し、軽量化を追求
  • フライを別途交換することで、本体を長く使う設計
  • 風速25m/秒の風洞試験を実施

エアライズは:

  • 本体が28デニールのリップストップナイロン(東レ「ファリーロ」中空糸という独自素材)
  • 全体的に厚めの生地で、長期使用を想定
  • シームコート(防水液)を購入者自身が塗布する仕様

4. 4シーズン対応の方法

両モデルとも、本体は3シーズン用設計で、別売のパーツで4シーズン対応します。

項目ステラリッジエアライズ
4シーズン化の方法別売スノーフライ追加別売の冬用外張追加
スノーフライ・外張の特徴耐候性の高い生地、天井・四隅に補強、出入口は筒状の吹き流し強度の高い生地、雪山対応、保温性・耐風性アップ
雪山以外の追加オプション(なし)カヤライズ(夏用メッシュインナー)、DXフライシート(前室拡大)

エアライズの方が、シーズン・用途別のオプションが豊富です。本体に対する「冬用外張」「カヤライズ」「DXフライ」など、用途別にフレキシブルにカスタマイズできます。ライズシリーズ間で互換性があり、トレックライズなどのフライ・インナーも組み合わせて使えます。

ステラリッジは、スノーフライによる4シーズン対応がメインのカスタマイズで、シンプルな構成です。

5. 入口の位置

項目ステラリッジ(従来)エアライズ
入口位置短辺側(足元側)短辺側(足元側)
特徴強風時に有利、前室狭め同左

両モデルとも、従来は短辺入口で、設計思想が共通しています。

ただし、2026年春からステラリッジには長辺入口の「ステラリッジ テント トレール」が登場し、入口の選択肢が増えました。

項目ステラリッジ(2026年現在)エアライズ(2026年現在)
入口の選択肢従来モデル(短辺入口)とトレール(長辺入口)から選択可能短辺入口のみ

長辺入口を希望する場合、ステラリッジの「トレール」または、別モデル(アライ・トレックライズ、ファイントラック・カミナドーム、ニーモ・タニ オズモ等)を検討することになります。

6. 修理対応と長期使用

項目ステラリッジエアライズ
メーカー所在地大阪府大阪市埼玉県所沢市
創業年1975年1965年
直営店ネットワーク全国に多数直営店なし(専門店流通中心)
修理対応直営店・販売店経由で対応メーカー直接対応(2024年からエアライズ3用以外のスカンジウムフレームパーツ販売終了、修理対応に移行)
修理パーツ販売パーツ単位で購入可能同左、リペアチューブ標準付属、リペアシートも別売
製造モンベルの委託先工場アライテント自社工場(日本国内ハンドメイド、創業者新井睦氏もミシンを踏む)

両モデルとも国産で修理対応がしやすいです。

ステラリッジはモンベルの全国直営店ネットワークが強みです。山岳テント以外の装備もまとめて見られる利便性があります。

エアライズは、リペアチューブ(緊急フレーム補修用)が標準付属している点が登山者に評価されています。製品は自社工場で熟練職人によるハンドメイド製造で、15年以上使い続けているユーザーも多く、長期使用の信頼性があります。アライテントは直接販売を行わず、登山アウトドア用品専門店経由での購入が基本です。

7. 価格・コストパフォーマンス

項目ステラリッジ テント1エアライズ1
価格(税込)約4.3万円50,600円
重量(本体+フライ)1.14kg1.36kg
価格対重量やや有利

価格面ではステラリッジがやや安く、重量も軽い傾向です。

ただし、エアライズはシームコート(防水液)やリペアチューブが標準付属で、追加で買うものが少ない構成です。ステラリッジは本体とフライを別々に揃える必要があり、合計価格を計算する手間があります。

実質的な負担額で比較すると、両モデルとも5万円前後の価格帯に収まります。

8. テント場での被り率

項目ステラリッジエアライズ
被り率高い(特に主要テント場)中程度
見分け方4色のフライで見分けやすい工夫が可能オレンジが目立つので逆に見つけやすい

ステラリッジはモンベル直営店の販売網が広く、被り率が高めです。フライ色を他の人と違うものにすると見分けやすくなります。

エアライズは販売チャネルが限定的なため被り率はステラリッジより低いですが、定番モデルなのでテント場でよく見かけます。オレンジのフライは霧の中でも見つけやすいというメリットがあります。

どんな人にどっちが向くか

両モデルの違いを踏まえて、向く人を整理します。

ステラリッジが向く人

タイプ理由
全国どこでもサポートを受けたい人モンベル直営店が全国に多数
フライ色を選びたい人4色から選択、フライだけ買い替え可能
価格を抑えたい人同サイズで約7千円安い
軽さを少しでも優先したい人同サイズで60〜220g軽い
設営時間を短縮したい人吊り下げ式で速い
長辺入口の選択肢も欲しい人2026年春からトレール(長辺入口)も併売

エアライズが向く人

タイプ理由
強度・剛性を重視したい人スリーブ式でテント全体の剛性が高い
一度買って長く使いたい人15年以上使うユーザーが多く、長期使用の実績、自社工場ハンドメイド製造
シームコートやリペアチューブの「自分でメンテ」が好きな人標準付属で、ユーザー自身で防水加工する仕様
オプションでカスタマイズしたい人冬用外張、カヤライズ、DXフライなどシーン別オプション豊富、ライズシリーズ間で互換性あり
オレンジの視認性を活かしたい人霧の中で見つけやすい
軽量化を検討したい人2026年6月に「ライトエアライズ」発売予定(従来比300g以上軽量化)

「どちらでも良い」場合

次のような人は、どちらを選んでも結果に大差はないと思います。

  • 国内の3シーズン稜線テント泊が主な用途
  • 価格・重量の数百グラム・数千円の差を気にしない
  • 国産で修理対応がしやすければOK
  • ブランドへの強いこだわりがない

実際、両モデルとも長年改良を重ねてきたロングセラーで、品質は安定しています(ステラリッジは1999年〜、エアライズは1987年〜)。テント場で隣り合って張られている光景もよく見かけます。

私の場合

私はステラリッジ2型を選びました。

選んだ理由:

  • ワンゲル部の先輩・同期で使っている人が複数いた(設営のコツを教えてもらえる)
  • モンベルの直営店が全国にあり、サポート体制に安心感
  • 価格を抑えたかった(学生時代の購入)
  • フライ色を選びたかった

5年使ってきて、ステラリッジへの不満はほぼありません。一方で、もしエアライズを選んでいたら、それはそれで長く使えていたと思います。最終的には、購入時のコミュニティ環境(周りに使っている人がいるか)と、サポート体制の好みで選ぶのが現実的だと思います。

よくある疑問

Q1. ステラリッジが「テント場で被る」のは本当?

主要テント場(雷鳥沢、涸沢など)では複数のステラリッジを見かけますが、4色のフライから選べるので、色で見分けることは可能です。エアライズも定番モデルなので被ることはありますが、ステラリッジほどではない印象です。

Q2. ソロでも2型を選ぶのはアリ?

両モデルとも、1型と2型の重量差は60〜200g程度、価格差も1万円前後と小さいので、ソロでも2型を選ぶ人が多いです。荷物を中に入れて広く使える、ペアで使う機会があれば対応できる、というメリットがあります。私もステラリッジ2をソロでもペアでも使っています。

Q3. 海外トレッキングではどっちが良い?

私のステラリッジ2はニュージーランドのルートバーン、パタゴニアのエルチャルテン側で使いましたが、特に問題はありませんでした。エアライズもアラスカやインド北部チャダル、アコンカグアなどでの使用実績があります。どちらも3シーズン用の国産山岳テントとして、海外でも実用十分です。

ただし、海外トレッキングのテント事情はエリアごとに大きく異なるため、別記事で詳しく整理します。

Q4. 冬山テント泊までやるなら?

両モデルとも、別売の追加パーツで4シーズン対応します。

  • ステラリッジ:スノーフライ追加
  • エアライズ:冬用外張追加

両モデルの追加コストは1.5万円程度。本格的な厳冬期テント泊が主な用途なら、最初から4シーズン専用モデル(ヒルバーグ・ソウロなど)も視野に入れることになります。

Q5. 2026年新型「ライトエアライズ」とは?

アライテントが2026年6月に発売予定の新モデルです。

ライトエアライズの特徴:

  • エアライズの「信頼性」を維持しつつ、可能な限り軽量化
  • 従来のエアライズより300g以上軽量化
  • 本体・フライシートを薄い素材に変更
  • フレームはNFL8.7(従来のNSL9より若干強度低下)
  • 3シーズン用(冬用外張対応なし)
  • 1人用と2人用同時発売予定
  • インナーボトムは従来同様40D生地(底の耐久性は維持)
  • 従来のエアライズとフロアサイズ・フレーム長さが同一で、パーツの組み合わせ使用が可能

「軽量化したいが、エアライズの信頼性は維持したい」というユーザー向けの選択肢が増えました。

Q6. 2026年新型「ステラリッジ テント トレール」とは?

モンベルが2026年春に発売した新モデルです。従来のステラリッジテント(短辺入口)と併売されます。

ステラリッジ テント トレールの特徴:

  • 入口が長辺側に変更
  • サイズは従来モデルと同じ(2型で奥行210×幅130×高さ105cm)
  • 重量は従来モデルから約90gプラス
  • 本体・フライ素材は15デニール・ナイロン・リップストップ(従来の10デニール高強力ポリエステルから変更)
  • インナーテントのファスナーが逆T字型(全開・半開のアレンジ可能)
  • 2本のポールの交差部をジョイントパーツで接続することで、長辺入口でも耐風性を確保
  • フライはポルカテックス®加工、3色展開(ダークグリーン、ライトブルー、イエロー)

「広い前室が欲しい」「出入りをスムーズにしたい」というニーズに応える新モデルです。

Q7. 2024年新登場のエアライズ4はどんなテント?

2024年に30年ぶりにエアライズシリーズに追加された4人用モデルです。

エアライズ4の特徴:

  • 設営時:間口230×奥行230×高さ120cm
  • 前室張出:70cm、後室張出:30cm
  • 前後に入口あり(どちらもファスナーで開閉)
  • 価格:77,220円(税込)
  • フレーム:NSL10.25フェザーライト(従来のNSL9より太く強度を確保)
  • 素材は他のエアライズと共通(本体28デニール、フライ30デニール、シート40デニール)
  • 4人用ファミリーテントやベースキャンプ用途に向く

Q8. どちらも「定番すぎる」と感じる場合は?

両モデルとも国産山岳テントの定番ですが、他に選択肢もあります。

  • ファイントラック・カミナドーム1・2(軽量、長辺入口、約4.6万円〜)
  • プロモンテ VL16・VL26(ポリエステル素材、約4.7万円〜)
  • ニーモ・タニ オズモ 1P・2P(独自オズモ™ファブリック、約7.2万円〜)
  • MSR ハバNX・ハバハバNX(海外ブランド、約5.8万円〜)
  • アライテント・SLドーム(軽量モデル、980g、約6.5万円)

それぞれ固有の特徴があるので、ピラー記事(登山用テントの選び方)も合わせて確認してください。

まとめ

ステラリッジとエアライズの違いを整理してきました。

両モデルの主な違い:

  • 設営方式:ステラリッジは吊り下げ式(速い)、エアライズはスリーブ式(剛性高い)
  • フライ:ステラリッジは別売4色、エアライズはセット2色
  • 重量:ステラリッジが60〜220g軽い
  • 価格:ステラリッジが約7千円安い
  • 入口:ステラリッジには長辺入口の「トレール」もあり(2026年〜)
  • オプション:エアライズの方がシーン別オプション豊富、ライズシリーズ間で互換性あり
  • 軽量化版:エアライズには2026年6月に「ライトエアライズ」発売予定
  • 修理:両モデルとも国産で対応しやすい、エアライズはリペアチューブ標準付属

選び方の道筋:

重視するポイント向くモデル
軽さ・価格ステラリッジ
強度・剛性・カスタマイズ性エアライズ
サポート網の広さステラリッジ(モンベル全国直営店)
長期使用の実績エアライズ(15年以上使うユーザー多い)
フライ色の選択肢ステラリッジ(4色)
視認性(霧の中で目立つ)エアライズ(オレンジ)
長辺入口の選択肢ステラリッジ(2026年トレール)
ハンドメイド製造エアライズ(自社工場・職人手作業)

最終的にどちらを選ぶかは、自分の使い方・予算・好み・購入時のコミュニティ環境などで判断するものです。両モデルとも、ステラリッジは1999年から、エアライズは1987年からの長いロングセラーで、品質は安定しています。「失敗しない選択」を求めるなら、どちらを選んでも大きく後悔することはないと思います。

この記事が、選ぶ時の参考材料の1つになれば嬉しいです。